和歌山県は14日、県内で新たに10人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。１日当たりの発表人数が２桁となったのは８月18日（11人）以来88日ぶりという。

　田辺保健所管内在住の30代会社員男性は、12日に38度の発熱や全身倦怠（けんたい）感、関節筋肉痛を発症。13日に医療機関を受診し、14日に陽性が分かった。発症前に県外には行っていないが、田辺保健所管内にある社内で首都圏や大阪府の人と接触したという。職場関係者らを濃厚接触者として検査する。

　このほかの９人は、和歌山市在住者４人、橋本保健所管内在住者３人、岩出保健所管内在住者が２人だった。うち、濃厚接触者として検査したのが５人だった。