和歌山県古座川町相瀬にある国の天然記念物「古座川の一枚岩」周辺のソメイヨシノが見頃を迎えている。２９、３０日の夜は町観光協会によるライトアップがあり、満開の花が昼間とは違う表情を見せた。

　町観光協会は「古座川ＬＩｇｈｔ　ｕｐ　Ｗｅｅｋｅｎｄ（ライトアップウイークエンド）」と題し、同町の鶴川公園にあるカワヅザクラや一枚岩のソメイヨシノのライトアップを企画した。

　一枚岩では道の駅「一枚岩ｍｏｎｏｌｉｔｈ（モノリス）」横にある２本のソメイヨシノにライトを当てた。午後６時半～９時の間、４基のライトを使いピンク色などで彩った。撮影などを楽しむ家族連れらの姿が見られた。２９日はライトアップに合わせ道の駅が夜の営業とイベントを開催して多くの来場者でにぎわった。

　観光協会の担当者は「来てくれた人に良いねと言ってもらえて良かった。古座川は夜のイベントが少ない。これからは泊まってもらうということも考え、地元企業に協力してもらいながらライトアップに限らず企画したい」と話した。