和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

神島高校写真部員がウオークに同行 専属カメラマンで

ウオーク参加者を撮影する神島高校写真部(和歌山県白浜町十九渕で)
ウオーク参加者を撮影する神島高校写真部(和歌山県白浜町十九渕で)
 全国の高校生が腕を競う「写真甲子園」で3連覇中の神島高校(和歌山県田辺市)写真部が7日、熊野古道大辺路の魅力を体験するウオークイベントに「専属カメラマン」として同行し、スナップ写真を撮影した。

 ウオークは「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録15周年を記念し、田辺・西牟婁の4市町などでつくる「南紀エリア観光推進実行委員会」が企画した。今回は全3回の3回目。47人が白浜町の日神社や上富田町の山王橋、田辺市の闘雞神社などを巡った。

 神島高写真部は大辺路の観光ガイドブックの写真を担当したことがある。この日は8人が参加し、1人200~300枚程度撮影した。

 3年の宮﨑美奈さん(17)は「コンテストの撮影とは違い、歩いている時の表情や、後でウオークを思い出せるような風景を意識して撮影した」、同じく3年の中嶋悠大君(17)は「歩きながらの撮影は難しかった。各スポットは訪れたことがあったが、通して歩いたことがなかったので、いろんな発見があった」と話した。

 新宮市の公務員、出嶋弘士さん(60)は「古道はあちこち歩いている。山の風景が続く中辺路に対し、大辺路は海が近く、魅力に感じた。高校生がどんな写真を撮っているか楽しみ」と話した。

 撮影した写真は参加者がインターネット上で閲覧できるようにアップする。実行委事務局の県西牟婁振興局企画産業課は「お気に入りの写真を選び、SNSなどで大辺路の魅力を発信してもらいたい」と話している。