強豪に勝利、喜びに沸く 高校野球和歌山大会で南部龍神ベスト8進出
第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会の3回戦が19日、和歌山市の紀三井寺球場であり、南部高校龍神分校が5―4でシード校の箕島に勝利した。強豪を破ってのベスト8進出を受け、応援に駆け付けた田辺市龍神村の住民や同校の生徒らは喜びに沸いた。
球場のスタンドでは、野球部を除く全校生徒11人のほか、保護者や龍神村の住民ら約120人が選手に声援を送った。龍神分校が夏の大会でベスト8に進出するのは、10年ぶり。ベスト8が最高記録で、次戦に勝利すれば初めてのベスト4に進む。
龍神分校は1回、箕島に3点の先制を許したが、積極的な攻撃で打線をつなぎ、3回には濱畑和也君が2点適時打を放って点差を縮めた。また、5回には2死満塁の好機に山本晴君がヒットを放ち逆転。さらに、一塁走者の山本君と二塁の亀岩寛斗君の重盗で、亀岩君が本塁に生還し、5点目を挙げた。
守りに関しても、遊撃手の亀岩君を筆頭に、粘り強い守備で箕島の猛攻を切り抜けた。1点リードの9回には、投手の山本君が渾身(こんしん)のピッチングで3者連続三振を決め、勝利した。
初戦に続いて完投勝利を決めた山本君(3年)は「初回に3点を入れられ、厳しい試合になると思ったが、点を取り返すことができてよかった。逆転してからは、守り切るという思いで臨んだ。守備のみんなも頼りがいがあり、龍神村や学校の皆さんの応援で、いつも以上の力を出して投げ切れた」と振り返った。
上村凌賀主将(3年)は「勝った瞬間は、うれしいの一言。応援に来てくれた、たくさんの方の声援が力になった」と語り、「今までやってきたことを徹底していけば、勝利をつかめると思っている。次戦もベスト4に向けて頑張りたい」と意気込んだ。
スタンドで応援していた龍神分校硬式野球部後援会の鈴木直孝会長(76)は「うれしい。勝利を決めた時は涙が出た。ピンチはいくつかあったが、ここぞという場面でしっかり抑えられていた。初戦よりも動きが良く、団結力があって力強いプレーだった」と話した。次の試合に向けて「絶対に勝つという意識を最後まで持って試合に臨んでほしい。ベスト4を目指し、練習の成果を出し切って、精いっぱい野球を楽しんでほしい」とエールを送った。
龍神分校の次戦は23日午前9時からあり、和歌山北と対戦する。
球場のスタンドでは、野球部を除く全校生徒11人のほか、保護者や龍神村の住民ら約120人が選手に声援を送った。龍神分校が夏の大会でベスト8に進出するのは、10年ぶり。ベスト8が最高記録で、次戦に勝利すれば初めてのベスト4に進む。
龍神分校は1回、箕島に3点の先制を許したが、積極的な攻撃で打線をつなぎ、3回には濱畑和也君が2点適時打を放って点差を縮めた。また、5回には2死満塁の好機に山本晴君がヒットを放ち逆転。さらに、一塁走者の山本君と二塁の亀岩寛斗君の重盗で、亀岩君が本塁に生還し、5点目を挙げた。
守りに関しても、遊撃手の亀岩君を筆頭に、粘り強い守備で箕島の猛攻を切り抜けた。1点リードの9回には、投手の山本君が渾身(こんしん)のピッチングで3者連続三振を決め、勝利した。
初戦に続いて完投勝利を決めた山本君(3年)は「初回に3点を入れられ、厳しい試合になると思ったが、点を取り返すことができてよかった。逆転してからは、守り切るという思いで臨んだ。守備のみんなも頼りがいがあり、龍神村や学校の皆さんの応援で、いつも以上の力を出して投げ切れた」と振り返った。
上村凌賀主将(3年)は「勝った瞬間は、うれしいの一言。応援に来てくれた、たくさんの方の声援が力になった」と語り、「今までやってきたことを徹底していけば、勝利をつかめると思っている。次戦もベスト4に向けて頑張りたい」と意気込んだ。
スタンドで応援していた龍神分校硬式野球部後援会の鈴木直孝会長(76)は「うれしい。勝利を決めた時は涙が出た。ピンチはいくつかあったが、ここぞという場面でしっかり抑えられていた。初戦よりも動きが良く、団結力があって力強いプレーだった」と話した。次の試合に向けて「絶対に勝つという意識を最後まで持って試合に臨んでほしい。ベスト4を目指し、練習の成果を出し切って、精いっぱい野球を楽しんでほしい」とエールを送った。
龍神分校の次戦は23日午前9時からあり、和歌山北と対戦する。