和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

南部は箕島に敗れる 高校野球和歌山大会、神島は勝利

南部―箕島 5回、小松の逆転打で生還し、喜ぶ南部の白石(中央)=13日、和歌山市の紀三井寺球場で
南部―箕島 5回、小松の逆転打で生還し、喜ぶ南部の白石(中央)=13日、和歌山市の紀三井寺球場で
テーブル「南部-箕島」
テーブル「南部-箕島」
テーブル「神島-連合」
テーブル「神島-連合」
テーブル「新宮-和歌山高専」
テーブル「新宮-和歌山高専」
 第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は12、13日、和歌山市の紀三井寺球場で1、2回戦があった。13日の第1試合で、南部は箕島に3―7で敗れた。12日は第3試合で神島が串本古座・新翔・有田中央・貴志川の4校連合に14―3、第2試合で新宮が和歌山高専に11―0で、いずれもコールド勝ちした。

【13日】

●第1試合(2回戦)

南部
000 030 000 -3
010 050 01× -7
箕島

 〔南〕周家―山田〔箕〕白倉、澤―澤、矢倉(本)白倉、野手(箕)(三)野手(箕)(二)矢倉(箕)、小松(南)

 南部は5回、2死満塁の好機に小松が走者一掃の3点適時打を放ち、逆転したが、5回に連続本塁打を浴びて再びリードされた。計11安打を放つも3併殺を喫するなど、なかなか流れに乗ることができなかった。

 先発投手の周家は右横手から繰り出す変化球で打ち取ったが、5回は自信があったというスライダーを打たれた。周家は「父、兄と同じ南部でプレーできてよかった。人数は少なかったが切磋琢磨(せっさたくま)できた。仲間には、しっかり守ってくれてありがとうと言いたい」と涙を拭った。

【12日】

●第3試合(1回戦)

神島
104 63 - 14
000 30 - 3
連合
(5回コールド)

 〔神〕藤内、上平―中松〔連〕大石、岸涼、田畑、大石―大浦(二)坂本倖2、田中(神)

 神島は3回、連打で満塁とすると、井平、坂本倖、藤内の連続適時打で4点を奪った。4回には坂本倖の走者一掃の3点適時打などで打者一巡の猛攻を仕掛けた。

 串本古座・新翔・有田中央・貴志川の連合は4回、満塁で主将の出水が左前へ適時打を放つなど3点を返して意地を見せた。

 神島の田中天晴主将(3年)は「打線がつながり、自分たちの野球ができた。できることをしっかりやって勝ち進んでいきたい」と話した。

●第2試合(1回戦)

新宮
300 030 5 -11
000 000 0 - 0
和歌山高専
(7回コールド)

 〔新〕河村、丸石、坂地―泉〔和〕四橋大、鉄羽―高野(三)河村、島、中道(新)(二)島(新)、池田(和)

 新宮は1回2死一、二塁から河村が中越えへ三塁打を放ち、守備が乱れた隙に自らも生還して一挙に3点を奪った。5回、7回には長打を絡めて大量点を挙げた。

●14日の試合

▽2回戦

午前9時
 那賀―和歌山工業

午前11時半
 紀北工業―市和歌山