和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

南部龍神がベスト8 高校野球和歌山大会、5-4でシード校の箕島破る

南部龍神―箕島 9回、3人連続三振で完投勝ちした南部龍神の山本晴(19日、和歌山市の紀三井寺球場で)
南部龍神―箕島 9回、3人連続三振で完投勝ちした南部龍神の山本晴(19日、和歌山市の紀三井寺球場で)
テーブル 南部龍神VS箕島
テーブル 南部龍神VS箕島
テーブル 神島VS星林
テーブル 神島VS星林
テーブル 新宮VS橋本
テーブル 新宮VS橋本
 第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は18、19日、和歌山市の紀三井寺球場で2、3回戦があった。19日の第1試合(3回戦)、南部龍神がシード校の箕島を5―4で破り、10年ぶり2回目のベスト8進出を決めた。18日は第1試合で新宮が橋本に13―0で5回コールド勝ちし、第2試合で神島は星林に2―4で敗れた。

 【19日】

●第1試合(3回戦)
南部龍神
002 030 000―5
300 000 100―4
箕島

 〔南〕山本―駒宮〔箕〕澤、岩本、杖村―矢倉、澤(本)澤(箕)(二)上村、駒宮、亀岩(南)、矢倉、白倉、中井(箕)

 南部龍神の先発投手、山本は要所を締め、初戦に続いて完投勝利。1点リードの9回、先頭打者に単打を打たれたが、3者連続で三振に切って取った。

 攻撃では3回、1死から酒井が安打、駒宮が二塁打で二、三塁の好機をつくり、濱畑が中前へ2点適時打を放った。5回には2死から濱畑と亀岩の安打などで満塁とし、山本が右前へ逆転の2点適時打を放った。

■部員12人一丸に

 南部龍神の上村凌賀主将(3年)は「強い相手でも屈することなく、全員野球で一球たりとも気を抜かなかった」と振り返った。好投した山本晴投手(3年)は「龍神村の人がたくさん来てくれて応援が力になった」と、思いを語った。

 南部龍神はベンチ入りのメンバーが10人。選手登録外でサポートに徹する谷口大和君(3年)とマネジャーの﨑山真佳さん(2年)と合わせて、部員12人が一丸になって勝利を手にした。林達也監督(35)は「全員が力を発揮してくれた」と、健闘をたたえた。


 【18日】

●第2試合(2回戦)
神島
000 000 002―2
000 003 01×―4
星林

 〔神〕藤内、上平―中松〔星〕溝根―矢代(三)石井(星)(二)中松(神)、矢代、須﨑(星)

 神島のエース左腕、藤内が好投し、5回まで緊迫した投手戦となった。

 神島は4点を追う9回、先頭の柏木が左前打で出塁すると、1死後に中松が左翼フェンス直撃の二塁打を放って1点を返した。続く坂本倖も中前打でもう1点を追加したが、後が続かなかった。

●第1試合(2回戦)

新宮
 043 51―13
 000 00―0
橋本
(5回コールド)

 〔新〕中道、梅田、里見―泉、引地〔橋〕橋詰、大久保、谷、橋詰―北本(二)中道、東、島、梅田(新)、湯浅(橋)

 新宮は2回、相手の守備の乱れや中道の適時打などで4点を奪った。その後も打線がつながり点差を広げ、控え選手も出場して試合を有利に進めた。

●21日の試合

▽3回戦
午前9時
 和歌山南陵―和歌山工業
午前11時半
 田辺―近大新宮
午後2時
 市和歌山―日高

(20日は試合なし)