ボウズハゼが岩登り 古座川の名勝「滝の拝」
和歌山県古座川町小川にある県の名勝・天然記念物「滝の拝」で、「渓流のアルピニスト(登山家)」と呼ばれるボウズハゼ(ハゼ科)が吸盤状の口と腹びれを巧みに使って垂直の岩壁を登っている。
県自然公園指導員の尾添宏進さん(61)によると、毎年7月下旬から登り始め、8月中~下旬にピークを迎える。朝夕に多く見られ、多い日は100匹以上が登るという。9月末ごろまで見られる。
ボウズハゼは、関東地方以西の太平洋側から琉球列島にかけて分布。全長は最大で20センチになる。川でふ化した稚魚は海に下り、プランクトンを食べて成長し、川に戻ってくる。川ではコケを食べる。より良い餌場を求めて群れで川の流れに逆らって泳いで行く習性がある。縄張りを持っており、川の上流などの岸に穴を掘り冬眠する。寿命は4~6年。頭が丸いことが名前の由来。
■28日に観察会
熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は28日午前9時半~11時半、「滝の拝」でボウズハゼの観察会を開く。雨天中止。
参加者は古座川町小川の道の駅「瀧之拝太郎」駐車場に集合。双眼鏡、メモ、帽子、歩きやすい靴、水筒などを持参する。事前の申し込みは不要。参加は無料。
新型コロナ対策のため、体調に少しでも不安がある場合は参加できない。当日はマスクを着用するなど各自感染予防対策をする。
問い合わせは協議会事務局(0735・58・1100)へ。
県自然公園指導員の尾添宏進さん(61)によると、毎年7月下旬から登り始め、8月中~下旬にピークを迎える。朝夕に多く見られ、多い日は100匹以上が登るという。9月末ごろまで見られる。
ボウズハゼは、関東地方以西の太平洋側から琉球列島にかけて分布。全長は最大で20センチになる。川でふ化した稚魚は海に下り、プランクトンを食べて成長し、川に戻ってくる。川ではコケを食べる。より良い餌場を求めて群れで川の流れに逆らって泳いで行く習性がある。縄張りを持っており、川の上流などの岸に穴を掘り冬眠する。寿命は4~6年。頭が丸いことが名前の由来。
■28日に観察会
熊野自然保護連絡協議会(瀧野秀二会長)は28日午前9時半~11時半、「滝の拝」でボウズハゼの観察会を開く。雨天中止。
参加者は古座川町小川の道の駅「瀧之拝太郎」駐車場に集合。双眼鏡、メモ、帽子、歩きやすい靴、水筒などを持参する。事前の申し込みは不要。参加は無料。
新型コロナ対策のため、体調に少しでも不安がある場合は参加できない。当日はマスクを着用するなど各自感染予防対策をする。
問い合わせは協議会事務局(0735・58・1100)へ。