南高梅「平年よりやや多い」 みなべ・印南の着果調査
JAや和歌山県日高振興局などでつくる「日高果樹技術者協議会」は27日、御坊・日高の4市町で実施した本年産南高梅の着果状況調査の結果を発表した。主産地であるみなべ町・印南町の着果数は、過去10年間の平均と比較すると「やや多い」だった。全体的に着果は良いが、一部園地や木によって少ないものも見られたという。
梅の主力品種である南高梅の着花や生育状況を調査して栽培管理に役立ててもらおうと毎年実施している。今回は、2月の着蕾(ちゃくらい)に続いて調査した。
協議会の関係者延べ29人が25、26の両日、みなべ町100、印南町15、御坊市6、日高川町17の計138園を回り、各園で平均的な木を1本選んで、直径2センチの側枝2本で枝先についた実を数えた。肥大も調べた。
その結果、みなべ町・印南町の着果数は過去10年間平均の116%で「やや多い」となった。
地区別に見ると、岩代・南部と上南部、清川が「多い」、高城と印南町が「少ない」。御坊市と日高川町の平均は「並み」。
みなべ町・印南町の肥大(長径)は24ミリで過去10年間平均の109%、1個当たり平均の重さは8・7グラムで125%だった。
病害虫は一部の園地でかいよう病やハダニ類、ヒメヨコバイの発生が見られたという。
協議会は「今年は冬が寒く、開花が遅れたことなどの要因で、着果数は園地や木によってばらつきが大きい。作柄は今後の気象条件にもよるため、ひょうや強風がなく、適度に雨が降ってくれることに期待したい」と話している。
協議会は5月19日に御坊市と日高川町、20日にみなべ町と印南町で最終の着果調査を予定している。
梅の主力品種である南高梅の着花や生育状況を調査して栽培管理に役立ててもらおうと毎年実施している。今回は、2月の着蕾(ちゃくらい)に続いて調査した。
協議会の関係者延べ29人が25、26の両日、みなべ町100、印南町15、御坊市6、日高川町17の計138園を回り、各園で平均的な木を1本選んで、直径2センチの側枝2本で枝先についた実を数えた。肥大も調べた。
その結果、みなべ町・印南町の着果数は過去10年間平均の116%で「やや多い」となった。
地区別に見ると、岩代・南部と上南部、清川が「多い」、高城と印南町が「少ない」。御坊市と日高川町の平均は「並み」。
みなべ町・印南町の肥大(長径)は24ミリで過去10年間平均の109%、1個当たり平均の重さは8・7グラムで125%だった。
病害虫は一部の園地でかいよう病やハダニ類、ヒメヨコバイの発生が見られたという。
協議会は「今年は冬が寒く、開花が遅れたことなどの要因で、着果数は園地や木によってばらつきが大きい。作柄は今後の気象条件にもよるため、ひょうや強風がなく、適度に雨が降ってくれることに期待したい」と話している。
協議会は5月19日に御坊市と日高川町、20日にみなべ町と印南町で最終の着果調査を予定している。