和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

18年度の新規就農140人 和歌山県

 和歌山県は17日、2018年度の県内新規就農者の調査状況をまとめた。140人で前年度に比べて18人増えた。農作物の単価がここ2、3年上昇傾向にあり、実家の農家を就ぐUターン者や新規学卒者が増えたようだ。
 県は1994年度に調査を開始。年間最多は2009年度の193人で以降、少しずつ減少し、この5年は130~150人台で推移している。
 18年度の新規就農者の内訳で最も多かったのは、Uターン就農者の71人、前年度比24人増だった。農家出身で高校や大学の卒業後すぐに就農した新規学卒者は2人増えて10人。逆に新規参入者は4人減って31人、農業法人への就農者も4人減の28人だった。
 世代別では青年(39歳以下)が86人、中高年(40歳以上65歳未満)は54人。
 部門別では、果樹が最多の82人、次いで野菜が43人、
花きが7人、その他が8人だった。
 県の振興局管内別でみると、多い順から有田40人、海草24人、西牟婁23人、日高19人、那賀16人、伊都12人、東牟婁6人だった。