無病息災祈り歩く 伝統行事「左義長」子どもら練り歩く、和歌山・白浜
和歌山県白浜町中地区で13日、伝統行事「左義長(さぎっちょ)」が営まれた。地元の子どもら約30人が、しめ縄などの正月飾りを載せた山車を引いて松林沿いの道を練り歩いた後、浜で山車を燃やして一年の無病息災を祈った。
左義長は、地域によっては「どんど焼き」と呼ばれる小正月の行事。中地区では1955年を最後に途絶えていたが、2010年に住民有志でつくる「中さぎっちょクラブ」(中元三郎会長)が復活させた。
地元の南白浜小学校児童が願い事を書いた短冊や大漁旗で飾った山車は、中大浜通りにある船納屋前から出発。全校児童が事前に録音した「さぎっちょの歌」を流しながら約1・5キロを練り歩いた。山車は納屋前に戻った後、浜で火を付けて燃やした。最後に餠まきがあり、多くの地域住民らでにぎわった。
中元会長(82)は「天気に恵まれ、無事に終えることができて良かった。行事を復活させて今年で15年。大切な文化をこれからも守っていきたい」と話した。
中元会長によると、復活する前は山車を2台出していた。現在の山車は竹製だが、復活前は松で作っていた。かつては山車を燃やした後の火で餠を焼いて食べていたが、餠まきにしたという。
左義長は、地域によっては「どんど焼き」と呼ばれる小正月の行事。中地区では1955年を最後に途絶えていたが、2010年に住民有志でつくる「中さぎっちょクラブ」(中元三郎会長)が復活させた。
地元の南白浜小学校児童が願い事を書いた短冊や大漁旗で飾った山車は、中大浜通りにある船納屋前から出発。全校児童が事前に録音した「さぎっちょの歌」を流しながら約1・5キロを練り歩いた。山車は納屋前に戻った後、浜で火を付けて燃やした。最後に餠まきがあり、多くの地域住民らでにぎわった。
中元会長(82)は「天気に恵まれ、無事に終えることができて良かった。行事を復活させて今年で15年。大切な文化をこれからも守っていきたい」と話した。
中元会長によると、復活する前は山車を2台出していた。現在の山車は竹製だが、復活前は松で作っていた。かつては山車を燃やした後の火で餠を焼いて食べていたが、餠まきにしたという。