和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年01月13日(月)

「20歳」の節目に乾杯 大人の自覚新たに、和歌山県田辺市で式典

門出を祝い、梅ジュースで乾杯する出席者(12日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
門出を祝い、梅ジュースで乾杯する出席者(12日、和歌山県田辺市新屋敷町で)
 和歌山県田辺市の「二十歳を祝う式典」が12日、同市新屋敷町の紀南文化会館であった。本年度に20歳を迎える若者たちが、振り袖やスーツなどの晴れ着姿で出席。大人としての自覚を胸に、新たな一歩を踏み出した。

 対象者は2004年4月2日~05年4月1日生まれの554人。式典には488人が出席した。

 真砂充敏市長は「皆さんのふるさとは、この田辺市。これから、どこでどんな活躍をされたとしても、そのことは変わらない。ぜひ、まちづくりの応援をしてほしい」と語り「皆さんのこれからの人生に幸多からんことを、心より祈念する」とエールを送った。

 出席者を代表し、新庄中学校、神島高校出身の大学生、濵本子龍さんが意見発表。カヌー競技でオリンピックに出場したいという自身の夢を語り「次世代の子どもたちに、夢や目標を持つきっかけを提供できる存在になりたい」と決意を述べた。

 市の「梅酒で乾杯条例」にちなみ、出席者全員が梅ジュースで乾杯。ふるさとの味で門出を祝った。

 市内の中学校の教員や在校生が出演するビデオメッセージも上映。懐かしい恩師らの登場に、拍手や笑いが起こった。

■印南は66人祝う

 印南町では12日に町体育センターで「二十歳の成人式」があり、対象者81人のうち、66人が出席した。日裏勝己町長や来賓から激励や祝福の言葉を受けた。式典の最後には、出席者がくす玉開きをして祝った。