大人への一歩 20歳の思い 和歌山県田辺市出身の2人
13日は成人の日。少子高齢化の加速やAI(人工知能)の発達など社会の構造が大きく変化している。そんな中、大人への一歩を踏み出した2人に20歳の思いを聞いた。
■箱根目指しもっと成長
大学生 宮本優希(みやもと・ゆうき)さん
早稲田大学人間科学部2年生。競走部で箱根駅伝出場を目指し日々、練習に励んでいる。
和歌山県田辺市東陽中学校2年時、市町村対抗ジュニア駅伝にアンカーで出場した。トップでたすきを受け取ったが、海南市の選手にかわされ準優勝。「来年こそは」と1年間猛練習し、翌年優勝のゴールテープを切った。「この体験が原点」と話す。
高校は駅伝で全国を狙える智弁和歌山に進学。1年時と3年時の2回、全国大会に出場した。学業も両立し、大学へは指定校推薦で進学した。しかし「全国大会でたくさんの人に応援されながら走る楽しさを知った。箱根は一番大きな駅伝大会。そこで走ってみたい」。駅伝への思いに再び火が付いた。
競走部長距離ブロックは部員35人ほど。今年の箱根は総合4位に食い込んだ。スポーツ推薦で入部した全国トップクラスの選手もおり、部内の競争は激しい。
持ち味は安定した走りで「好不調の波がない。もっと高いレベルで安定させるのが目標」。ジュニア駅伝のライバルも各大学で活躍しており、刺激を受けている。「まだまだ伸びしろを感じている。あと2年、頑張りたい」と力を込めた。
■田辺の活性化に貢献を
短大生 保富円那(ほとみ・まな)さん
大阪成蹊短大栄養学科の2年生。今春から全国でラーメン店などを展開する会社(本社・京都市)に就職が内定している。「食の知識を生かし、商品開発に携わりたい」と意気込む。
神島高校出身。3年間、さまざまなイベントに携わった。中でも特に印象に残っていることが二つある。
一つは料理コンテストへの参加。南高梅と白浜町産の養殖マダイで作る「揚げたい焼き」を試行錯誤して開発、販売した。「いかに買ってもらえるか。商品開発のやりがいを学んだ」
もう一つはビジネスコンテストで発案した「Ji&Bar(ジーアンドバー)」。空き家を改修し、高齢者と高校生が憩いの場となる施設を運営するもので「まず田辺市で実現したい」と現在進行形で取り組む。
短大時代も栄養学を学びながら、地域活性化のプロジェクトに携わってきた。
春からは社会人。「人が面倒がることを率先して取り組み、信頼される大人になりたい。急成長している会社で、子会社の社長になりたい」と思い描く。
夢はその先にある。「食、経営の知識を生かし、田辺の地域活性化に貢献する事業がしたい」。いよいよ最初の一歩を踏み出す。
■箱根目指しもっと成長
大学生 宮本優希(みやもと・ゆうき)さん
早稲田大学人間科学部2年生。競走部で箱根駅伝出場を目指し日々、練習に励んでいる。
和歌山県田辺市東陽中学校2年時、市町村対抗ジュニア駅伝にアンカーで出場した。トップでたすきを受け取ったが、海南市の選手にかわされ準優勝。「来年こそは」と1年間猛練習し、翌年優勝のゴールテープを切った。「この体験が原点」と話す。
高校は駅伝で全国を狙える智弁和歌山に進学。1年時と3年時の2回、全国大会に出場した。学業も両立し、大学へは指定校推薦で進学した。しかし「全国大会でたくさんの人に応援されながら走る楽しさを知った。箱根は一番大きな駅伝大会。そこで走ってみたい」。駅伝への思いに再び火が付いた。
競走部長距離ブロックは部員35人ほど。今年の箱根は総合4位に食い込んだ。スポーツ推薦で入部した全国トップクラスの選手もおり、部内の競争は激しい。
持ち味は安定した走りで「好不調の波がない。もっと高いレベルで安定させるのが目標」。ジュニア駅伝のライバルも各大学で活躍しており、刺激を受けている。「まだまだ伸びしろを感じている。あと2年、頑張りたい」と力を込めた。
■田辺の活性化に貢献を
短大生 保富円那(ほとみ・まな)さん
大阪成蹊短大栄養学科の2年生。今春から全国でラーメン店などを展開する会社(本社・京都市)に就職が内定している。「食の知識を生かし、商品開発に携わりたい」と意気込む。
神島高校出身。3年間、さまざまなイベントに携わった。中でも特に印象に残っていることが二つある。
一つは料理コンテストへの参加。南高梅と白浜町産の養殖マダイで作る「揚げたい焼き」を試行錯誤して開発、販売した。「いかに買ってもらえるか。商品開発のやりがいを学んだ」
もう一つはビジネスコンテストで発案した「Ji&Bar(ジーアンドバー)」。空き家を改修し、高齢者と高校生が憩いの場となる施設を運営するもので「まず田辺市で実現したい」と現在進行形で取り組む。
短大時代も栄養学を学びながら、地域活性化のプロジェクトに携わってきた。
春からは社会人。「人が面倒がることを率先して取り組み、信頼される大人になりたい。急成長している会社で、子会社の社長になりたい」と思い描く。
夢はその先にある。「食、経営の知識を生かし、田辺の地域活性化に貢献する事業がしたい」。いよいよ最初の一歩を踏み出す。