和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月21日(木)

神島高(和歌山)が準優勝 うまいもん甲子園 敗者復活から逆転劇

うまいもん甲子園で準優勝した神島高校の3人=3日、東京都品川区で(主催者提供)
うまいもん甲子園で準優勝した神島高校の3人=3日、東京都品川区で(主催者提供)
梅とタイとトルティーヤ
梅とタイとトルティーヤ
 高校生の料理コンテスト「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(一般社団法人全国食の甲子園主催)で3日、神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)が準優勝した。全国7エリアから218チームが出場。神島は地方予選に当たる近畿地区大会で敗退したが、復活投票で全国トップとなり、10チームで競う決勝に進出した。


 高校生が独自レシピの料理を競う大会で、今回のテーマは「ご当地食材を生かした人気中食・外食メニュー開発」。決勝大会は東京都であり、神島からいずれも3年生の関奈々子さんと鈴木櫻さん、緒方柚奈さんの3人が出場した。

 レシピは「梅とタイとトルティーヤ」で、地域特産の南高梅と白浜町産の養殖マダイを使用。フライにしたマダイとレタス、パプリカにタルタルソースをかけて、トルティーヤでまく。マダイの下味に梅酢、タルタルソースには梅肉とカリカリ梅を加えている。トルティーヤは梅の剪定(せんてい)枝で燻製(くんせい)し、香りでも梅が味わえる。

 敗者復活決定後には、有名ホテルの総料理長の指導を受け、フライの揚げ方や燻製の仕方などに磨きをかけて臨んだ。

 審査員は「梅のインパクトがあり、タルタルソースに合っている。食べ応えがあり、テイクアウト商品としてもいい。完成度が高い」と講評した。

 大会MCでタレントの石塚英彦さんも「手が汚れずに食べられる。女性にも人気になるのでは」と高く評価した。

 神島のメンバー3人は「各地区代表のように優勝を経験していないので、敗者復活から準優勝できてうれしい。地元の応援に応えられた」と喜んだ。

 優勝は弘前実業(青森県)。準優勝は神島以外に首里(沖縄県)と鹿島(茨城県)の2校。