エノキが丸裸に テングチョウ今年も大発生
てんぐの鼻のような突起物が特徴のテングチョウが、昨年に続き和歌山県の紀南地方で大発生している。昨年よりは少ないとみられているが、幼虫が好んで食べるエノキの中には、葉がほとんどなくなった木もある。
テングチョウはタテハチョウの仲間で羽を広げると5センチ前後になる。羽は裏面が枯れ葉のような保護色になっている。速く羽ばたき、敏感に動き回る。雑木林の周辺に生息し、道路脇の水たまりでは給水するため、他のチョウと一緒に多く集まる。成虫で越冬する。
多くの葉が食べられたエノキの周囲では、ススキなどの雑草にもサナギがぶら下がり、次々と羽化する姿が見られる。
県立自然博物館によると、昨年は県内全域で大発生が見られた。暖冬の影響で多くの成虫が生き残り、子孫を増やしている可能性があるという。
テングチョウはタテハチョウの仲間で羽を広げると5センチ前後になる。羽は裏面が枯れ葉のような保護色になっている。速く羽ばたき、敏感に動き回る。雑木林の周辺に生息し、道路脇の水たまりでは給水するため、他のチョウと一緒に多く集まる。成虫で越冬する。
多くの葉が食べられたエノキの周囲では、ススキなどの雑草にもサナギがぶら下がり、次々と羽化する姿が見られる。
県立自然博物館によると、昨年は県内全域で大発生が見られた。暖冬の影響で多くの成虫が生き残り、子孫を増やしている可能性があるという。