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2024年12月16日(月)

発展願い「古城梅」奉納、熊野本宮大社

熊野本宮大社に古城梅を奉納して参拝する長野古城梅振興会のメンバー(16日、和歌山県田辺市本宮町で)
熊野本宮大社に古城梅を奉納して参拝する長野古城梅振興会のメンバー(16日、和歌山県田辺市本宮町で)
 「青いダイヤ」とも呼ばれる和歌山県田辺市長野発祥の「古城(ごじろ)梅」の発展を願い、同地区などの生産者有志でつくる「長野古城梅振興会」(竹内豊代表理事)が16日、同市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)に古城梅を奉納した。

 振興会によると、古城梅は大正時代、同地区の那須政右ヱ門氏が穂木を接いで育成した中から発見し、屋号にちなんで「古城」と命名。緑色で光沢のある美しい実が特徴で、梅酒や梅ジュースに適している。

 古城梅奉納奉告祭は「ごじろ」の語呂合わせで毎年5月16日に営んでおり、今年は振興会のメンバー6人のほか、梅加工業や市職員、神社関係者らが参列。前日の夕方に収穫した古城梅約2キロと梅エキスを奉納した。