和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

銀白色に花穂輝く 護摩壇山でバッコヤナギ

光を受けて銀白色に輝くバッコヤナギ(田辺市龍神村で)
光を受けて銀白色に輝くバッコヤナギ(田辺市龍神村で)
 和歌山県田辺市龍神村、護摩壇山の高野龍神スカイライン(国道371号)沿いで、バッコヤナギ(別名ヤマネコヤナギ)の花穂が銀白色に輝き、山に春の訪れを告げている。

 バッコヤナギは高さ15メートルに達する高木。花穂は大きく4センチ前後もある。日本では南千島や北海道、本州の近畿以東、四国に分布し、山麓や丘陵地などのやや乾いた所に生えることが多い。

 護摩壇山の自然に詳しい男性は「ブナ林が冬の装いでも、この花を見ると春を感じる」と話す。