和歌山県白浜町は４月１日から、性別を問わずにパートナーや家族関係を証明する「町パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を導入する。県内ではすでに県や橋本市、新宮市、串本町、那智勝浦町が同様の制度を導入している。４月１日から紀の川市も導入する。

　白浜町長期総合計画の男女共同参画基本計画にある「誰もが尊重され、豊かな生活を送ることができるまちづくり」に基づき導入する。宣誓することができる人は、２人とも成人▽２人とも町内に住所があるか、３カ月以内に転入する予定▽２人とも婚姻しておらず、他の人と同制度の関係にない―など。

　電話などで町に宣誓日時を予約し、宣誓書を提出すると、Ａ４判１枚と携帯用カード２枚の宣誓書受領証が交付される。

　宣誓すると、町営住宅の入居申し込みや保育所の入所申し込みなどで行政サービスを受けることができる。町は公式ホームページで同制度を周知しているほか、今後リーフレットを作る予定。