新たに892平方㍍取得 保全地は6割近くに増加、天神崎を大切にする会、和歌山
和歌山県田辺市の天神崎の自然保護に取り組む、公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」はこのほど、寄付金を活用し、天神崎の山林892平方メートルを取得した。保全地は目標とする面積約18ヘクタールの58%になった。
天神崎は田辺市街地の西にある小さな半島。1974年に別荘地の開発計画が持ち上がったことから、市民有志が大切にする会を立ち上げ、「森・磯・海が一体となった生態系を残そう」と保全運動を展開。寄付金を募り、土地を買い取る「ナショナル・トラスト運動」を続けている。
今回取得したのは、吉野熊野国立公園内の山林で日和山の西側にある。市内の個人所有者からの申し出を受け、買い取ることにした。費用は約30万円。
天神崎エリアで、大切にする会が所有する土地は約8・4ヘクタールになった。田辺市や日本自然保護協会が所有する土地と合わせた保全面積は計約10・7ヘクタール。大切にする会の土地買い取りのための寄付金の積み立ては現在約7千万円という。
大切にする会の土永知子代表理事は「今回の場所は面積は小さいかもしれないが、自然観察に適した良い所でもあり、譲っていただけたことは大変ありがたい」と話している。
会は土地の買い取りによる保全以外にも、清掃や植樹、自然観察教室などの活動をしている。事務所は同市上屋敷1丁目の田辺第一小学校の近くで、銀座商店街から江川方面に向かう通り沿いにある。
寄付や会に関する問い合わせは、天神崎の自然を大切にする会(070・9072・0209)へ。
天神崎は田辺市街地の西にある小さな半島。1974年に別荘地の開発計画が持ち上がったことから、市民有志が大切にする会を立ち上げ、「森・磯・海が一体となった生態系を残そう」と保全運動を展開。寄付金を募り、土地を買い取る「ナショナル・トラスト運動」を続けている。
今回取得したのは、吉野熊野国立公園内の山林で日和山の西側にある。市内の個人所有者からの申し出を受け、買い取ることにした。費用は約30万円。
天神崎エリアで、大切にする会が所有する土地は約8・4ヘクタールになった。田辺市や日本自然保護協会が所有する土地と合わせた保全面積は計約10・7ヘクタール。大切にする会の土地買い取りのための寄付金の積み立ては現在約7千万円という。
大切にする会の土永知子代表理事は「今回の場所は面積は小さいかもしれないが、自然観察に適した良い所でもあり、譲っていただけたことは大変ありがたい」と話している。
会は土地の買い取りによる保全以外にも、清掃や植樹、自然観察教室などの活動をしている。事務所は同市上屋敷1丁目の田辺第一小学校の近くで、銀座商店街から江川方面に向かう通り沿いにある。
寄付や会に関する問い合わせは、天神崎の自然を大切にする会(070・9072・0209)へ。