小学は低下、中学は向上 子どもの体力調査、和歌山県内
和歌山県教育委員会は、県内の小学5年生と中学2年生を対象にした2024年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を公表した。実技(体力)の合計点数は小中学生ともに全国平均を上回り、前年度との比較では男女とも小学生が低下、中学生は向上した。小学5年男子は過去最低点だった。
調査は08年度に開始。東日本大震災があった11年度と新型コロナウイルス感染症が流行した20年度を除き毎年実施している。
本年度は昨年4~7月に実施し、握力、50メートル走、ソフトボール投げなど8種目の実技と、運動・生活習慣などに関する質問紙で調査した。県内の小学生6824人、中学生5990人が参加した。
8種目を点数化した体力合計点(80点満点)の平均値は調査がなかった年を除き、小学生が12期連続、中学生が6期連続で全国平均を上回った。本年度の全国順位は小5男子が22位(前年度16位)、小5女子が15位(17位)、中2男子が24位(29位)、中2女子が20位(29位)。
小5男子の合計点は、コロナ下だった21年度に52・82点で過去最低の点数となった。22年度で52・63点とさらに低下、23年度は53・12点と持ち直したものの、24年度が52・59点で最低を更新した。
項目別で全国平均を下回ったのは、小5男女の長座体前屈と50メートル走と立ち幅跳び、小5男子と中2男子の20メートルシャトルラン、中2男女の持久走と50メートル走と立ち幅跳び。
運動時間の調査では、1週間の総運動時間が前年度比で小5は男子が23分減少し、女子が横ばいだった。中2は男子が21分、女子が23分それぞれ増加した。
運動に対する意識調査では、「体育・保健体育は楽しい」と答えた児童生徒、「運動が好き」と答えた児童生徒は、小5男子以外は前年度より増加。肥満傾向の児童生徒は、小5男子以外は前年度より減少した。
県教委は、運動する子とそうでない子が二極化していることや、小学校で男女ともに体力が低下していることを課題として挙げ、体育授業のさらなる充実に向けた効果的な取り組みなどが必要だと分析している。
調査は08年度に開始。東日本大震災があった11年度と新型コロナウイルス感染症が流行した20年度を除き毎年実施している。
本年度は昨年4~7月に実施し、握力、50メートル走、ソフトボール投げなど8種目の実技と、運動・生活習慣などに関する質問紙で調査した。県内の小学生6824人、中学生5990人が参加した。
8種目を点数化した体力合計点(80点満点)の平均値は調査がなかった年を除き、小学生が12期連続、中学生が6期連続で全国平均を上回った。本年度の全国順位は小5男子が22位(前年度16位)、小5女子が15位(17位)、中2男子が24位(29位)、中2女子が20位(29位)。
小5男子の合計点は、コロナ下だった21年度に52・82点で過去最低の点数となった。22年度で52・63点とさらに低下、23年度は53・12点と持ち直したものの、24年度が52・59点で最低を更新した。
項目別で全国平均を下回ったのは、小5男女の長座体前屈と50メートル走と立ち幅跳び、小5男子と中2男子の20メートルシャトルラン、中2男女の持久走と50メートル走と立ち幅跳び。
運動時間の調査では、1週間の総運動時間が前年度比で小5は男子が23分減少し、女子が横ばいだった。中2は男子が21分、女子が23分それぞれ増加した。
運動に対する意識調査では、「体育・保健体育は楽しい」と答えた児童生徒、「運動が好き」と答えた児童生徒は、小5男子以外は前年度より増加。肥満傾向の児童生徒は、小5男子以外は前年度より減少した。
県教委は、運動する子とそうでない子が二極化していることや、小学校で男女ともに体力が低下していることを課題として挙げ、体育授業のさらなる充実に向けた効果的な取り組みなどが必要だと分析している。