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2024年11月10日(日)

【動画】パンダの彩浜が6歳の誕生日 竹製のボールや氷を贈って祝う、和歌山県白浜町

誕生日プレゼントの竹製ボールを抱きかかえる彩浜(14日、和歌山県白浜町で)
誕生日プレゼントの竹製ボールを抱きかかえる彩浜(14日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で暮らす雌のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」が14日、6歳の誕生日を迎えた。プレゼントとして竹製ボールや「6」の数字の形をした氷などが贈られた。彩浜はプレゼントを抱きかかえるなど愛くるしい姿を見せた。

 誕生日会はブリーディングセンター屋内運動場で開かれた。竹製ボールは、この日から竹5千本を使った巨大アートの制作が始まることを記念し、設計を手がける竹アートの世界的芸術家で、台湾出身のワン・ウェンチーさんが作った。

 彩浜は、雄の「永明(えいめい)」と雌の「良浜(らうひん)」の間に生まれた9頭目の子。出生時はわずか75グラムと同施設で生まれたパンダの中で最も小さかったが、順調に成長し、現在の体重は103・8キロ。パンダの6歳は人間でいうと18歳ぐらいに相当するという。

 この日は彩浜の命名者18人が招待され、兵庫県から訪れた会社員、藤田彩恵さん(36)は「成長した姿を見ることができ、うれしい。これからも見守っていきたい」と笑顔。

 飼育スタッフの品川友花さん(42)は「生まれた時は心配で緊張の毎日だったが、病気もせずたくましく育ってくれて本当にうれしいし、感慨深い。これからも今までと変わらず、元気ですくすく成長してほしい」と目を細めた。