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2024年12月25日(水)

釣(ちょう)っとコラム 延べざおでタカベ狙い

久しぶりに出してきた延べざお
久しぶりに出してきた延べざお
 すさみ町へ釣りに出かけた時、磯際でタカベの群れを見かけた。大きくても全長25センチほどにしかならない魚だが、刺し身は絶品で塩焼きもおいしい。次回は延べざおで専門に狙ってみようと考えている。

 久しぶりに5・3メートルのメバル用の延べざおを引っ張り出してきた。以前は底物釣りのお供に必ず携帯していたが、最近は餌の高騰などで底物釣りに行く機会が減って、登場しなくなっていた。

 道糸はハリスと通しで2号。アジ用の袖針では心もとないので、針はグレ用の2、3号を用意した。ウキは小物釣り用のセルウキだ。餌はアミエビ。

 ぱらぱらとまき餌をしながら当たりを待つ。磯から魚が確認できるのなら、ウキを外して見釣りで狙っても面白い。

 延べざおは釣りの原点。リールを使わずに魚とやりとりする緊張感。〝思わぬ大物〟が来るかもしれないという期待感。想像するだけでわくわくしてくる。(海)