和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

電子看板で観光情報発信 白浜町、空港など5カ所に設置

観光情報を表示する大型モニター(和歌山県白浜町堅田のJR白浜駅で)
観光情報を表示する大型モニター(和歌山県白浜町堅田のJR白浜駅で)
 和歌山県白浜町は町内5カ所にデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、観光情報を発信する取り組みを始めた。

 町と包括連携協定を結んでいる企業「NECソリューションイノベータ」(東京)がモニター5台を寄贈。町はフィッシャーマンズワーフ白浜▽JR白浜駅▽リバージュ・スパひきがわ▽南紀白浜空港▽町役場―に置き、インターネット回線で、南紀白浜観光局が提供する町内の観光に関する情報を表示している。画面下には2次元コードを映しており、スマートフォンで読み込むと同局のホームページが閲覧できる。

 情報は随時、更新する。回線は設置場所ごとで異なるため、ニーズに応じた内容の表示もできるという。町は「白浜の魅力を感じてもらえるコンテンツになればいい」と期待している。

 包括連携協定の締結は昨年7月。情報通信技術を用いる観光振興策などを考えている。同社は同町湯崎の町ITビジネスオフィスに拠点を設けている。