和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

命守る決意新た みなべ町で出初め式

勇壮に分列行進する消防団員(5日、和歌山県みなべ町気佐藤で)
勇壮に分列行進する消防団員(5日、和歌山県みなべ町気佐藤で)
川に向かって一斉に行われた放水(5日、和歌山県みなべ町西本庄で)
川に向かって一斉に行われた放水(5日、和歌山県みなべ町西本庄で)
 和歌山県みなべ町消防団(西原英男団長)の出初め式が5日、同町気佐藤の町民運動広場などであり、団員212人が分列行進や放水訓練を繰り広げ、町民の命や財産を守る決意を新たにした。


 広場での式典では、八つの分団の団員が団旗を先頭に勇壮に分列行進。整然と並んだ団員を前に西原団長が「町民の命と財産を守るという使命を基に消火や水防活動、行方不明者の捜索、消防訓練、年末警戒など数多くの出動要請に対応してもらい、心からお礼を申し上げる。女性消防団員も啓発活動などに取り組んでくれ感謝したい。今後も町民の負託に応えられるよう、一層精進してもらいたい」と呼びかけた。

 小谷芳正町長は「日頃からの活躍に感謝する。昨年の火災は6件だが、少し気を付ければ防げたものもあった。災害はいろいろあるが、火災は未然に防ぐことができる。十分に気を付けてもらえるよう啓発をお願いしたい」と述べた。

 長年の功績をたたえ、団員36人に表彰状や感謝状を贈ったほか、本年度に入団した団員8人を紹介した。

 式典の後、同町西本庄の南部川河川敷まで移動。消防ポンプ車26台が並び、川に向かって一斉に放水した。

 表彰状や感謝状を受けた人と新入団員は次の皆さん。

 【日高地域消防協会長表彰(10年勤続表彰)】東地正文、濵路隆、丸山満男、永岡栄一、中田晃広、長井宏介、中田浩二、中畑和旭、山﨑春樹、永井良和、井口浩武、小山和重、山本喜之、畑野正之、西川尚也、久保明弘、玉段勉、西川龍一、柳生年統、森本晃弘

 【県消防協会総裁表彰(20年勤続表彰)】谷口美生、三前智亮、山本真裕、田野弘文、山本茂芳、浦信夫、大野淳一

 【県消防協会総裁感謝状・みなべ町長感謝状(退職消防団員)】湯川明広、龍神睦男、小山貴史、松下哲也、岡本敏広、池本敦、平野博文、中家誠、久保真司

 【新入団員】永岡良太、庄司伸行、中家政志、井口春平、大野元之、植本和哉、前田隼人、山下丈太