和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月27日(金)

全国に出場しタイと応援呼びかけ うまいもん甲子園で神島高校

真砂充敏市長(右)に「うめぇ!揚げたい焼き」をアピールする神島高生=和歌山県田辺市の市長室で
真砂充敏市長(右)に「うめぇ!揚げたい焼き」をアピールする神島高生=和歌山県田辺市の市長室で
 全国の高校生が独自レシピの料理を競う「ご当地!絶品うまいもん甲子園」の近畿エリア大会で敗退した神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)が敗者復活戦に挑む。各エリアで敗れた28チームのうち、投票で最多得票の1チームのみが全国大会に出場できる。投票は16日から19日の短期決戦であり、応援を呼びかけている。


 「全国食の甲子園協会」が主催。3人以下で編成したチームが地元食材を使った料理の腕と味、プレゼンテーションを競う。全国から323チームが応募。書類選考を通過した35チームが、七つの地区大会で競い、各地区1チームが全国大会出場を決めている。

 神島高の料理は、南高梅と白浜町産の養殖マダイで作る「うめぇ!揚げたい焼き」。和の食材をファストフードに仕上げた。外はカリッと、中はホクホクのタイの身とマッシュポテトが溶けることで独特の食感がある。中に入った梅肉がアクセントになり、あっさりと味わえる。

 メンバーは山下伊織さん、保富円那さん、岡﨑晴香さんの3年生3人。復活出場を目指し、企業や各種団体、行政機関などを回って、投票への協力を呼びかけている。

 6日には田辺市役所の真砂充敏市長を訪問。真砂市長は「発想が面白い。ぜひ、食べてみたくなった。梅をPRする絶好の機会。職員に広く声をかけたい」と応援を約束した。

 神島高校は昨年も敗者復活戦に回り、約3千票を獲得して復活出場した。今回は昨年以上の得票が目標。岡﨑さんは「自信作で、近畿大会でも反応は良かった。全国で梅の魅力を広めたい」と応援を呼びかけている。

 応援投票は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で行う。うまいもん甲子園の公式アカウントから投票できる。期間は16日正午~19日午後6時。