和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年08月02日(月)

育てたホタル、輝きピーク 田辺市龍神村小家

木々の間を飛び交うホタル(7日午後8時20分ごろ、和歌山県田辺市龍神村小家で)
木々の間を飛び交うホタル(7日午後8時20分ごろ、和歌山県田辺市龍神村小家で)
 和歌山県田辺市龍神村小家で、龍神村内の宿泊業者でつくる「龍神お宿の会」が育てたホタルが飛び交っている。

 お宿の会は、かつて乱舞していたホタルが2011年の紀伊半島大水害で激減したことから、ホタルの飛び交う里を復活させようと、飼育して増やす取り組みを続けている。会員がホタルの餌となるカワニナを放流したり、小規模な養殖池を造成したり、飼育小屋で幼虫を育てたりする活動をしている。

 これまでに3回、小家にある養殖池周辺で6月に「ホタル祭り」を開き、多くの家族連れらがホタルが飛び交う様子を観賞した。しかし祭りは、昨年に続いて今年も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止を決めた。

 お宿の会によると、昨年養殖池で捕獲したホタルに卵を産ませて育て、今年3月に幼虫約160匹を池に放流した。そのホタルが今シーズン、養殖池の周辺で飛び交うようになった。

 7日の夜は40~50匹ほどのホタルが飛び、十数メートルの高さまで舞い上がる姿も見られた。お宿の会によると、ホタルが飛ぶのは今が盛りで、観賞できるのは今週いっぱいくらいという。

 養殖池のホタルの状況に関する問い合わせは、近くにある温泉民宿「がまの湯田舎宿川口」(0739・77・0344)、龍神村内のホタルの情報は龍神観光協会(0739・78・2222)へ。