「森の妖精」に会いに行こう 那智勝浦町で光るキノコ観察会
幻想的な姿から「森の妖精」とも呼ばれるキノコ「シイノトモシビタケ」が、和歌山県那智勝浦町宇久井にある目覚山で、淡い緑色の光を放っている。紀南各地の沿岸林で見られるが、宇久井半島は「全国でも発生数はトップクラス」として、体験イベントを実施しているボランティア団体「宇久井海と森の自然塾運営協議会」が毎年この時季、土日曜に観察会を開催。今年は15日から始まる。
シイノトモシビタケは、かさの直径1~2センチ程度で、柄の長さ1~5センチほどの小さなキノコ。1950年代に東京都の八丈島で発見され、その後、すさみ町や串本町、古座川町、那智勝浦町といった紀伊半島南部などで見つかっている。主に梅雨の時季に多数見られ、台風などで折れ、地面に落ちて腐ったスダジイなどによく発生する。
観察会を開く目覚山は普段立ち入れないが、協議会の観察会では特別に入山。今月3日夜に関係者5人で下見をしたところ、確認できたのは十数本と少なめだったが、観察会のスタッフ長を務めている西垣内茂さん(81)=同町宇久井=は「多い時には数百本発生することもある。これから気温が上がって、雨が降れば増えるだろう」と話していた。
観察会は15日~7月11日と9月4~26日の土日曜に開催。時間は午後7時半から1時間半程度。募集人数は先着30人で対象は小学生以上。参加費は高校生以上500円、中学生以下300円。申し込みは開催日の2日前までに電話で予約すること。案内の支障になるため、写真撮影はできない。新型コロナウイルスの感染予防対策として、必ずマスクを着用するよう呼び掛けている。
申し込み、問い合わせは宇久井ビジターセンター内の同協議会(0735・54・2510)へ。
シイノトモシビタケは、かさの直径1~2センチ程度で、柄の長さ1~5センチほどの小さなキノコ。1950年代に東京都の八丈島で発見され、その後、すさみ町や串本町、古座川町、那智勝浦町といった紀伊半島南部などで見つかっている。主に梅雨の時季に多数見られ、台風などで折れ、地面に落ちて腐ったスダジイなどによく発生する。
観察会を開く目覚山は普段立ち入れないが、協議会の観察会では特別に入山。今月3日夜に関係者5人で下見をしたところ、確認できたのは十数本と少なめだったが、観察会のスタッフ長を務めている西垣内茂さん(81)=同町宇久井=は「多い時には数百本発生することもある。これから気温が上がって、雨が降れば増えるだろう」と話していた。
観察会は15日~7月11日と9月4~26日の土日曜に開催。時間は午後7時半から1時間半程度。募集人数は先着30人で対象は小学生以上。参加費は高校生以上500円、中学生以下300円。申し込みは開催日の2日前までに電話で予約すること。案内の支障になるため、写真撮影はできない。新型コロナウイルスの感染予防対策として、必ずマスクを着用するよう呼び掛けている。
申し込み、問い合わせは宇久井ビジターセンター内の同協議会(0735・54・2510)へ。