和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月19日(火)

「3府県への外出控えて」 まん延防止で和歌山県呼び掛け

和歌山県庁
和歌山県庁
 政府が5日から、新型コロナウイルスの感染が拡大している大阪府や兵庫県、宮城県に「まん延防止等重点措置」を適用するのを受け、和歌山県の仁坂吉伸知事は1日、臨時記者会見を開き、該当地域への不要不急の外出を控えるよう県民に呼び掛けた。また、県教育委員会は同日、県立学校に対し、クラブ活動での県外校との練習試合などを禁止するよう通知した。

 県は、都や県が都県民に不要不急の外出自粛を要請している埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県への不要不急の外出自粛を求めているが、これに大阪府と兵庫県、宮城県を加えた。歓送迎会や謝恩会、宴会を伴う花見を極力控えることなども求めている。

 仁坂知事は会見で、症状があるのに受診せず、多くの人に感染させてから自身の感染が発覚する事案があると指摘。県内約半数の医療機関でPCR検査が可能で、それ以外の機関でも検査可能な機関を紹介する仕組みになっていることや公費でPCR検査ができることを説明。少しでも体調が悪ければ、すぐに受診するよう改めて呼び掛けた。

 一方で、医療機関に対しては、積極的に新型コロナ感染を疑って診療するよう求めている。ただ、受診者の感染を発見する機会が2度あったのに、逸した医療機関があったとし、注意したことを明らかにした。

■調査協力重ねて求める 「名前公表しかなくなる」

 感染者の中に、保健所の調査に応じず、接触者を明らかにしない人がいることについても触れ「感染が一気に広がる可能性がある。一刻も早く抑え込まないといけない。もし、協力を得られなければ、名前を公表して接触者に連絡を呼び掛けるしかなくなる。絶対に秘密は守るので協力してほしい」と強く求めた。

■県外学校との練習禁止も

 県教委は、県立学校長に対し、運動部や文化部は当分の間、県外に出たり、県外から学校を招いたりしての練習試合や合同練習を禁止するよう通知した。小中学校を管轄する市町村教委に対しても同様の措置を検討するよう通知した。

 仁坂知事によると、県外に出てクラブ活動をして感染したケースが出始めているという。今後感染者が出て大会や公式試合に出場できなくなるのを避けるための措置。「できるだけやらせてあげたいが、いまは危ないからしばらく控えてほしい」とした。

 また、大阪府の吉村洋文知事が大阪市内での聖火リレーを中止すべきだと発言したことに関連し「和歌山県も油断はできないが、いまの時点で考えたら、(県内では)そこまではやる必要はないだろう。今後どうなるか分からないので、そうならないように、協力をお願いしたい」と話した。