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那智の滝、大しめ縄張り替え 迎春準備整う

迎春準備として、那智の滝の大しめ縄を張り替える神職(27日、和歌山県那智勝浦町那智山で)
迎春準備として、那智の滝の大しめ縄を張り替える神職(27日、和歌山県那智勝浦町那智山で)
 和歌山県那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社(男成洋三宮司)は27日、一段の滝としては日本一の落差を誇る那智の滝(落差133メートル)の滝口に張られた「大しめ縄」を張り替え、迎春準備を整えた。

 那智の滝は熊野那智大社の別宮・飛瀧神社のご神体。滝口には長さ約26メートルの大しめ縄が張られており、毎年、正月と例大祭「那智の扇祭り」(7月14日)の前の年2回、新調している。

 この日は大社で神事を営んだ後、白装束の神職ら5人が新しいしめ縄を担いで滝口まで移動した。水の落ち際に立ち、緊張した面持ちでしめ縄を張り替えた。

 張り替えを終えた禰宜(ねぎ)の小賀真樹さん(48)は「風が強くて心配したが、無事に迎春準備が整った。来年はオリンピックの年であり、聖火リレーも那智まで来るので、皆さん、明るくにぎやかな年を迎えていただければと思う」と話した。

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