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宝物殿に子の大絵馬 熊野那智大社が迎春準備

熊野那智大社の宝物殿に掲げられた来年のえと「子」の大絵馬(19日、和歌山県那智勝浦町那智山で)
熊野那智大社の宝物殿に掲げられた来年のえと「子」の大絵馬(19日、和歌山県那智勝浦町那智山で)
 世界遺産に登録されている和歌山県那智勝浦町那智山の熊野那智大社は19日、迎春準備として、塗り替えなどの改修工事が終わった宝物殿に、来年のえと「子(ね)」の大絵馬を掲げた。

 大絵馬の大きさは縦2・6メートル、横3・6メートル。男成洋三宮司(66)が、初日の出が現れた那智の滝に向かって祈りをささげる白い親ネズミと、稲穂を食べるかわいらしい2匹の白い子ネズミを描いた。

 男成宮司は「来年は令和になって初めての新年であり、十二支の最初の年でもある。ネズミは繁栄を意味するめでたい動物といわれる。災害がなく、穏やかで繁栄する年であってほしい」と話した。

 大絵馬のほか、JR紀伊勝浦駅と新宮駅に掲げる小絵馬(縦90センチ、横121センチ)も制作し、この日、JRに贈呈した。

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