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700人が砂浜で熱戦 白浜、田辺でビーチアルティメット国際大会、和歌山

砂浜で熱戦を繰り広げる選手たち(12日、和歌山県白浜町の白良浜で)
砂浜で熱戦を繰り広げる選手たち(12日、和歌山県白浜町の白良浜で)
 和歌山県白浜町の白良浜で12日、フライングディスク(FD)競技の一種「ビーチアルティメット」のアジア・オセアニア大会(世界FD連盟主催、紀伊民報など後援)が始まった。12の国・地域から約700人が参加し、16日まで熱戦を繰り広げる。田辺市の扇ケ浜も会場になる。

 5人制の種目で、砂浜に設けた75メートル×25メートルのコートで試合をする。ディスクを落とさずにパスをしてつなぎ、コート端のエンドゾーンでキャッチすれば得点になる。大会は男子、女子、男女混合、マスター(30歳以上)男女混合の4部門で、39チームが出場する。

 初日は、日本代表と韓国代表の試合があった。試合中は激しい攻防もあったが、終了後は、互いに相手チームのMVPを選び、その選手にチームからプレゼントを贈るという競技独特の光景も見られた。

 日本代表として県内から唯一選出されている古座川町職員の芝公士郎さん(33)=串本町串本=は「ずっと夢見てきた舞台。地元の方々に見てもらう中でプレーできるのはうれしい」と笑顔を見せた。主将の橋口巴璃研さん(33)は「目標は世界一」と語った。

 アジア・オセアニア大会は2019年6月に白良浜で開催されて以来。日本FD協会の師岡文男名誉会長(70)は「白良浜は『ホワイトビーチ』で、扇ケ浜は『ゴールドビーチ』だと海外の選手からは高く評価されている。この宝をビーチスポーツで生かしていきたい」と展望を語った。

■体験会の参加者募集

 日本FD協会や県などは、16日午後2時から白良浜で開く無料体験会の参加者を15日まで募っている。日本代表選手が指導する。対象は小学生以上。問い合わせは県スポーツ課(073・441・3699)へ。

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