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末永選手が日本代表に 「目標は世界一」剣道世界選手権

世界選手権に出場する末永真理選手
世界選手権に出場する末永真理選手
 7月4~7日にイタリアで開かれる第19回世界剣道選手権大会の日本代表に、和歌山県白浜町市鹿野で活動する末永真理選手(35)が再選出された。2018年以来、6年ぶり5回目。「地域の皆さんも楽しみにしてくれている。世界一を目標に戦いたい」と話している。


 女子代表は10人。末永選手は個人戦の出場が決まっているほか、団体戦でも出場する可能性がある。個人戦では台湾、トルコの選手との総当たり戦があり、通過すれば決勝トーナメントに進む。個人戦には203人が出場する予定。

 末永選手は、22年9月にあった全日本女子選手権で9年ぶり3度目の優勝を果たし、23年3月に強化指定選手に復帰。その後の複数回の強化合宿を経て代表に選ばれた。「全日本で優勝するしか代表に戻る道はないと思っていた。選出されて、ほっとした」と振り返る。

 18年に韓国であった前回大会では、個人戦で決勝に進んだが、別の日本人選手に敗れて準優勝だった。今回はチーム最年長。「若い時は、世界大会を経験している先輩がいるのが心強かった。今回は『末永がいるから大丈夫』と思ってもらえたらいい」と話す。

 チームは今月14~17日に神奈川県内で最終合宿をし、その後、現地入りする。

 末永選手は、夫の将大さん(35)が代表の一般社団法人「み・ゆーじ」(大阪府東大阪市)に所属。旧市鹿野小学校を拠点にしている法人の事業を手伝いながら稽古を重ねる。代表選出後は、個人で県外の強豪チームに参加したり、剣道6段の腕前の将大さんを相手にしたりして練習した。

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