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扇ケ浜海水浴場も規制へ 7月15日から水上バイク、和歌山

田辺市の扇ケ浜海水浴場で、水上オートバイの規制が予定されている水域(赤い部分)=和歌山県提供
田辺市の扇ケ浜海水浴場で、水上オートバイの規制が予定されている水域(赤い部分)=和歌山県提供
 和歌山県は7月15日から、田辺市の扇ケ浜海水浴場周辺も水上オートバイの規制水域に指定する方針だ。海水浴客の安全を確保することが目的。紀南地方では、6月末に指定予定の白良浜海水浴場(白浜町)に続き、2例目となる。

 水上オートバイによる危険行為が社会問題になったことを受け、県は昨年4月から「県水上オートバイ航行の適正化に関する条例」を施行。規制水域に水上オートバイを乗り入れたり、航行したりすることを禁止しており、違反した場合は5万円以下の過料が科される場合がある。県内では、片男波海水浴場(和歌山市)がすでに規制水域に指定されている。

 扇ケ浜海水浴場周辺でも以前から、遊泳者の近くを高速で航行するなどの危険行為が目立っており、市や関係団体が啓発活動に取り組んできた。

 県の条例に基づき、市は県に対して、規制水域の指定を提案した。県は水上オートバイ関係者らの意見も聞いた上で市と協議し、正式に決定する。

 対象範囲は、海水浴場の波打ち際から沖まで約250メートル、幅約450メートル。指定されれば、海水浴場の開設期間外でも水上オートバイの乗り入れができない。

 市の担当者は「扇ケ浜海水浴場はファミリービーチとして親しまれている。訪れる人たちに安心して海水浴を楽しんでほしい」と話している。

 扇ケ浜海水浴場の海開きは6月30日の予定。

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