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和歌山県内全8JAが合併へ 6月4日に調印式

和歌山県田辺市のJA紀南本所
和歌山県田辺市のJA紀南本所
 和歌山県内JAグループは6月4日、県内八つのJAを一つにする「1県1JA」の合併契約調印式をする。それを受けて各JAが22日一斉に総代会を開き、契約書や経営計画書の承認を決議すれば、来年4月1日に新組合が誕生する。

 合併を予定しているのは「わかやま」「ながみね」「紀の里」「紀北川上」「ありだ」「紀州」「紀南」「みくまの」の8JA。2018年の県JA大会で県1JA合併を前提にした研究を行うと決議し、22年には合併協議会を立ち上げ、各JAで合併について検討、協議を進めてきた。

 JA紀南は昨年3月、県1JA合併に限定した地区懇談会を開き、概要などを説明。今回、新組合の執行体制や事業・活動の基本方針、重点実施事項などを盛り込んだ合併契約書や経営計画書の案がまとまったのを受け、今月8日から20日にかけて、地区懇談会やブロック別総代懇談会で報告した。

 JA紀南によると、地区懇談会では合併のメリットやデメリットについて、合併によって支所の統廃合が進むのか、販売の出荷体制はどうなるのか、規模効果を生かして有利販売できる取り組みをお願いしたいなど、さまざまな質問や意見があったという。

 調印式は和歌山市内で、8JAの代表理事らが出席して開かれる。

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