三偉人ゆかりの地巡って 田辺市でキャンペーン
和歌山県の田辺市と田辺観光協会は、市の三偉人とされる植芝盛平、南方熊楠、武蔵坊弁慶をPRする観光キャンペーンを展開する。3人の功績やゆかりの地を紹介するパンフレットを作製したほか、案内看板も近く設置する。年明けにはまち歩きキャンペーンを実施する予定で、市の担当者は「三偉人の足跡をたどりながら、まちなかの魅力を感じてほしい」と話している。
植芝盛平(1883~1969)は合気道の開祖で、田辺に生まれた。世界的な博物学者である南方熊楠(1867~1941)は37歳で田辺に移り住み、後半生を過ごした。武蔵坊弁慶は源義経の家臣とされる平安末期の僧。その実態は不明だが、弁慶の父とされる熊野別当湛増が源平合戦の際にどちらに味方するかを占った「鶏合わせの神事」など、田辺には弁慶にまつわる逸話や史跡が残っている。
先日、市が扇ケ浜公園に建設中だった植芝盛平記念館が完成。南方熊楠顕彰館(中屋敷町)、弁慶と関わりがある闘雞神社(東陽)と合わせて、三偉人にゆかりのある場所が市街地に集結したことから、まちなかの活性化を促すキャンペーンを実施することにした。
パンフレット「たなべの三偉人を巡る旅」(A4判、カラー12ページ)は、田辺観光協会が発行した。3人の生涯や功績のほか、ゆかりのスポット、菓子などをイラストや写真入りで掲載している。
市観光センターや街なかポケットパーク、県名古屋観光センター、わかやま紀州館(東京都)などで配布。初版3千部を印刷したが、年度内に増刷する見込みという。
案内看板は、三偉人の人物紹介のほか、ゆかりの場所までの距離や方向を表示。10月末ごろまでに、市役所近くなど市街地5カ所に設置する予定にしている。
市観光振興課の担当者は「キャンペーンを通じて3人の功績や人物像を知り、まちなかに足を運んでもらうきっかけになれば」と話している。
植芝盛平(1883~1969)は合気道の開祖で、田辺に生まれた。世界的な博物学者である南方熊楠(1867~1941)は37歳で田辺に移り住み、後半生を過ごした。武蔵坊弁慶は源義経の家臣とされる平安末期の僧。その実態は不明だが、弁慶の父とされる熊野別当湛増が源平合戦の際にどちらに味方するかを占った「鶏合わせの神事」など、田辺には弁慶にまつわる逸話や史跡が残っている。
先日、市が扇ケ浜公園に建設中だった植芝盛平記念館が完成。南方熊楠顕彰館(中屋敷町)、弁慶と関わりがある闘雞神社(東陽)と合わせて、三偉人にゆかりのある場所が市街地に集結したことから、まちなかの活性化を促すキャンペーンを実施することにした。
パンフレット「たなべの三偉人を巡る旅」(A4判、カラー12ページ)は、田辺観光協会が発行した。3人の生涯や功績のほか、ゆかりのスポット、菓子などをイラストや写真入りで掲載している。
市観光センターや街なかポケットパーク、県名古屋観光センター、わかやま紀州館(東京都)などで配布。初版3千部を印刷したが、年度内に増刷する見込みという。
案内看板は、三偉人の人物紹介のほか、ゆかりの場所までの距離や方向を表示。10月末ごろまでに、市役所近くなど市街地5カ所に設置する予定にしている。
市観光振興課の担当者は「キャンペーンを通じて3人の功績や人物像を知り、まちなかに足を運んでもらうきっかけになれば」と話している。