和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

県内の旅行を半額で 和歌山県民限定のチケット販売開始

美しい石畳が続く熊野古道「大門坂」(和歌山県那智勝浦町)
美しい石畳が続く熊野古道「大門坂」(和歌山県那智勝浦町)
 和歌山県は8日、新型コロナウイルスの影響を受けた観光事業を応援するため、県民の県内旅行を半額(上限1万円)で利用できる「わかやまリフレッシュプラン」チケットの販売を開始した。10日から9月末までの旅行に使用できる。

 利用できるのは県内在住者。1泊当たり1人最大1万円(総旅行代金の2分の1以内)を割引する。日帰りツアーも対象となる。

 利用したい人は、スマートフォンやタブレット端末などで、県が運営を委託している「わかやまリフレッシュプラン販売事務局」の特設ホームページ(https://wakayama―refresh.com)内の電子チケット購入システム「Pass Me!」から電子チケットを購入する。その画面を提示することで、プランに参加している宿泊施設(165カ所)での宿泊や旅行代理店(62カ所)でのツアーの支払いに使用できる。釣りは出ない。

 電子チケットは1枚5千円分を2500円で購入できる。利用できるのは1人1泊当たり4枚までだが、回数に制限はない。販売総数が、県予算の3億2千万円に達したら締め切る。

 インターネット環境がない人は、事前に宿泊施設に連絡すれば利用できる。旅行代理店は直接来店しても対応できる。

 仁坂吉伸知事は「有利な制度を作ったので、旅行して和歌山を再発見してほしい。楽しんでもらうとともに、困っている観光事業者を助けることにもなる。和歌山はそんなに混んでいないし、自然もいっぱいで、業者も新型コロナの安全対策に努力している」と積極的な利用を求めている。

 プランに参加する宿泊施設や旅行代理店はリフレッシュプラン販売事務局のホームページで確認できる。今後、増える可能性もある。

 問い合わせは事務局(0570・01・2288)へ。