和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

地域密着活動の5高校に助成金 田辺ロータリークラブ

田辺高校の中山浩樹校長(左)に助成金を手渡す田辺ロータリークラブの白井浩会長=田辺市学園で
田辺高校の中山浩樹校長(左)に助成金を手渡す田辺ロータリークラブの白井浩会長=田辺市学園で
 田辺ロータリークラブ(白井浩会長)は、地域に密着した活動に取り組む田辺、神島、田辺工業、熊野、南部の5高校に活動資金として助成金を贈った。

 5校はそれぞれ、クラブや委員会などで地域貢献や魅力の発信、住民との交流、ボランティア活動に取り組んでいる。白井会長や役員、青少年奉仕委員会のメンバーらが5校を訪れ、各10万円の助成金を手渡した。

 白井会長は「各高校とも地域に密着した活動を前向きに実行していた。今後も楽しみながら活動してほしい」と話している。

3図書館にも寄付

 田辺ロータリークラブは5日、蔵書の購入に役立ててもらおうと、田辺市とみなべ町、上富田町の3図書館にそれぞれ10万円を寄付した。

 田辺地方の図書館の充実に貢献する社会奉仕活動として田辺には1961年、みなべには73年、上富田には2011年から寄付を続けている。3図書館には「ロータリー文庫」が設けられている。

 この日、白井会長とクラブの社会奉仕委員長ら3人が各図書館を訪れ、館長らに寄付金を手渡した。上富田町では梅本昭二三教育長が受け取り、感謝の言葉を述べた。

 白井会長は「タブレットでも本を読める時代になったが、本を手に取り、紙の温もりを感じてもらいたい。子どもから大人まで、多くの人々に読書を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。


 田辺ロータリークラブは、新年度(7月~来年6月末)の役員、理事を決めた。会長は長井保夫さん。他の役員、理事は次の皆さん。

 【役員】白井浩、玉井洋司、濵口裕作、瀧本利生、田上雅信、新藤整市

 【理事】稲田静雄、松本哲、山路守、岩本浩典