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2024年12月17日(火)

売り上げをコロナ対策に寄付 酒販店がチャリティーボトル

新型コロナウイルス対策を支援するため販売を始めた梅酒や焼酎などのチャリティーボトル(和歌山県田辺市下万呂で)
新型コロナウイルス対策を支援するため販売を始めた梅酒や焼酎などのチャリティーボトル(和歌山県田辺市下万呂で)
 和歌山県田辺市高雄3丁目の業務用酒販店「酒のかまくら」などグループ3社は、梅酒、麦焼酎、芋焼酎、日本酒、赤ワインの5種の「チャリティーボトル」(税抜き各千円)の販売を始めた=写真。計千本限定。売り上げは全額、新型コロナウイルス対策支援に使ってもらうため田辺市へ寄付する。

 酒のかまくらと、小売り酒販店「ダイナミックOne」(田辺市下万呂)、県産の果物を使った加工品をネット販売する「紀州鶯屋」(同市高雄3丁目)の3社が協力した。

 ボトルには、疫病退散に御利益があるという妖怪「アマビエ」や、マスクをした酒のかまくらのキャラクター「梅酒ばばあ」のイラストを描いたオリジナルラベルを張り「コロナに負けるな」という願いを込めた。容量は赤ワインが750ミリリットル、それ以外は720ミリリットル。いずれも癖がなく飲みやすい酒を選んだという。

 一般向けには、ダイナミックOneの店内で販売。地元の飲食店などにはチラシを配って協力を呼び掛けている。

 「チャリティーに賛同していただける方は、いつも飲んでいるお酒を今だけ変えてみませんか」と、酒のかまくらの岡畑利彦統括部長(51)。ダイナミックOneの吉川清和店長(49)は「お世話になっている地元に恩返しするため、少しでも支援の輪に加わることができたら」と話している。