和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

串本町がマスク配布 町内15カ所で引き換え

ドライブスルー方式でマスクを配布する町職員(3日、和歌山県串本町串本の町文化センターで)
ドライブスルー方式でマスクを配布する町職員(3日、和歌山県串本町串本の町文化センターで)
引換券を渡してマスクを受け取る町民(3日、和歌山県串本町西向の町役場古座分庁舎で)
引換券を渡してマスクを受け取る町民(3日、和歌山県串本町西向の町役場古座分庁舎で)
 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として和歌山県串本町は3日、町内15カ所で町民に1人30枚ずつ不織布マスクを無料配布した。

 町はこのほど、町民約1万5600人分用に47万枚、ストック用に13万枚の計60万枚のマスクを購入した。マスクとの引換券の各戸への郵送料などを含めた予算は約3400万円で、全額福祉基金を充てた。

 マスクは、大人用と子ども用があり、子どもにも興味を持ってもらおうと、パッケージには町のマスコットキャラクター「まぐトル」を使用している。

 この日、同町串本の町文化センターでは、町職員がドライブスルー方式を交えてマスクを配布。引換券を手にした町民が次々と訪れていた。この日マスクを受け取れなかった町民には、町文化センターで7~29日に配布する。

 マスクを受け取った女性は「家にはマスクがあり、自分で手作りもしているが、新型コロナは長引くと聞いているので、マスクは何枚あってもありがたい。マスクを着けて何とか乗り切っていきたい」と喜んでいた。

 マスクの配布に参加した田嶋勝正町長は「やっと町民にマスクを配布することができて本当にうれしい。緊急事態宣言が延長され、総理もコロナとの戦いは持久戦になると言っている。町民の皆さんには、自分を守るとともに他人も守らなければならないということを、マスクを通じて心掛けてもらいたい」と話した。