和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

ハロウィーンにいかが 「カボチャ」味アイス登場。南高生が手作り、和歌山

数量限定で新発売したカボチャ味の「南高アイス」(和歌山県みなべ町芝で)
数量限定で新発売したカボチャ味の「南高アイス」(和歌山県みなべ町芝で)
 和歌山県みなべ町芝、南部高校で生徒が手作りしているアイスクリーム「南高アイス」に、新商品「カボチャ」味が加わった。実習棟の販売実習室で週2回開いている「うめっこカフェ」などで数量限定で販売する予定で、24日のカフェで初めて店頭に並ぶ。同校は「ハロウィーンにカボチャのアイスはいかが」とPRしている。


 アイスクリームは、食と農園科加工流通コースの3年生が、実習の授業で作っている。

 新商品の「カボチャ」味は、校内の農場で食と農園科園芸コースの生徒が栽培したカボチャを使用。スチームオーブンで蒸し焼きにし、果肉部分をスプーンでそぎ取ってペースト状にして、生徒手作りのアイスクリームの原液と混ぜ合わせて冷やし固めた。100ミリリットル入りで、学校での販売価格は150円(税込み)。

 加工流通コース3年の阪口晴菜さん(18)は「カボチャの自然な甘さを楽しんで。少し溶け始めで食べるのがお薦め」。3年の栗山美空さん(17)は「カボチャが苦手な人でもおいしく食べられると思う。一度味わってみてください」と呼びかけている。

 カップには食と農園科のマスコットキャラクター「味来(みらい)ちゃん」とカボチャを合体させたデザインをあしらった。阪口さんがイラストを描いた。

 生徒手作りのアイスはこのほか、濃厚でまったりとした「バニラ」味、あっさりした「ミルク」味と、手作りのバニラアイスに紀州備長炭のパウダーを混ぜ込んだ「炭アイス」、数量限定で「イチゴ」味がある。

 これらのアイスは地域イベントで1日に100個以上を売り上げる日もある人気商品。いずれも100ミリリットル入りで、学校での販売価格はバニラとミルクが120円、炭とイチゴは150円。

■木、金に「うめっこカフェ」
 食と農園科は木曜と金曜を中心に、実習棟の販売実習室で「うめっこカフェ」を開いている。一般客の来場を歓迎している。

 生徒が農園で栽培した野菜、実習で作ったパンやジャム、アイスクリーム、菓子類、梅干しなどを販売している。

 今月の今後の予定は24、25、31日の午後4時~4時半。カボチャ味のアイスも販売する。

 問い合わせは、南部高校農場(0739・72・3929)へ。