和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年09月17日(火)

「最低賃金 980円に」

 和歌山地方最低賃金審議会(廣谷行敏会長)は5日、和歌山県最低賃金の時間額について、51円(5・49%)引き上げて980円とするのが適当であると松浦直行・和歌山労働局長に答申した。

 異議申し出などがなければ10月に発効する見込み。答申通りとなれば、時間額のみで定められた2002年度以降、前年度比の引き上げ額は最大。引き上げ額は拡大傾向にあり、831円だった4年前からは149円上がることになる。

 厚生労働省の中央最低賃金審議会が示した「目安」は50円引き上げだったが、地域間格差是正のため、総合的に判断し、答申では1円上回る引き上げ額とした。