和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

1月に「最南端の火祭り」 串本町潮岬で望楼の芝焼き

「本州最南端の火祭り」のポスター
「本州最南端の火祭り」のポスター
 南紀串本観光協会は、和歌山県串本町にある潮岬望楼の芝で1月25日に開催する「本州最南端の火祭り」のポスター100枚とチラシ200枚を作った。町内の観光施設や商店などに掲示している。

 広さ約10ヘクタールの潮岬望楼の芝で害虫を駆除し、新芽の育成を促すために1983年から行われていた芝焼きを、97年から本州最南端の知名度を高め、観光発展の一助にしようとイベント化。2001年からは「本州最南端の火祭り」の名称で町、町商工会が後援し、さまざまな催しを実施している。毎年家族連れやアマチュアカメラマンら約3千人が訪れ、冬の風物詩として定着している。

 当日は午後1時~5時、地元物産や食べ物を販売。4時半からは、トビウオのつみれが入った「しょらさん鍋」500食を振る舞う。潮岬節保存会、町トルコ文化協会、串本節保存会による踊りの後、5時からは芋餅1パック2個入り(税込み100円)を限定300パック販売する。

 5時20分からの式典で関係者があいさつし、5時25分ごろ餅まき。5時半から串本古座高校弓道部による火矢射式、演出花火があり、芝焼きが始まる。6時半ごろ終了の予定。雨天や強風の場合は2月1日に延期する。

 駐車場は潮岬観光タワー周辺に5カ所設ける。午後4時40分にJR串本駅からコミュニティーバスが出発。6時15分にタワー横から串本駅行きの臨時バスを運行する。

 観光協会の宇井晋介事務局長(63)は「前回は途中で雪が降り、少し寒かったが、今回は良い天気に恵まれることを祈っている。駐車場に限りがあるので、なるべく乗り合わせで来てもらえれば」と話している。

 問い合わせは協会(0735・62・3171)へ。