梅の収穫55年連続日本一 和歌山県
今年の和歌山県内梅収穫量は5万7500トンで、1965年以来55年連続で日本一となった。一方、昨年の台風による塩害で枝が枯れたり、今年の少雨で小玉傾向となったりしたため、豊作だった昨年より2割減少した。
近畿農政局が26日に発表した。県内収穫量は、2013年の7万9千トンが調査開始の1950年以降で最多。その後、4年連続で減少し、2017年には5万3500トンまで減った。しかし、昨年は大幅に戻し、過去3番目に多い7万3200トンだった。
今年は、昨秋の台風21号の影響で、主産地のみなべ町や田辺市では潮風害による枝枯れがあり、着果数が大幅に減少。さらに3月上旬から5月中旬にかけて雨が少なく、小玉傾向となった。5月下旬以降の雨で「南高」はやや回復したが、収穫期の早い「小梅」「古城」は影響を受けたという。これにより、収穫量は昨年より1万5700トン(21%)減った。
全国的にも天候の影響で2割減となり、県産は全国最多を維持した。全国収穫量は8万8100トンで県産はその65%を占める。次いで群馬県(5%)が多く、三重県(2%)、宮城県(2%)などが続く。
出荷量は昨年比1万5100トン(21%)減の5万5500トン。調査開始の1971年から連続して全国最多となった。
青梅の主要卸売市場の卸売価格は5月下旬が651円(昨年539円)、6月上旬580円(496円)、中旬582円(456円)、下旬585円(427円)と高値で推移した。
面積は5年連続減少
一方、その年の収穫を目的にした結果樹面積は、今年は4960ヘクタールで、5140ヘクタールだった2014年の翌年から5年連続で減少した。
農政局によると、生産者の高齢化による廃園や、田辺市などで晩柑類への転換が進んだことなどが影響したとみられるという。
近畿農政局が26日に発表した。県内収穫量は、2013年の7万9千トンが調査開始の1950年以降で最多。その後、4年連続で減少し、2017年には5万3500トンまで減った。しかし、昨年は大幅に戻し、過去3番目に多い7万3200トンだった。
今年は、昨秋の台風21号の影響で、主産地のみなべ町や田辺市では潮風害による枝枯れがあり、着果数が大幅に減少。さらに3月上旬から5月中旬にかけて雨が少なく、小玉傾向となった。5月下旬以降の雨で「南高」はやや回復したが、収穫期の早い「小梅」「古城」は影響を受けたという。これにより、収穫量は昨年より1万5700トン(21%)減った。
全国的にも天候の影響で2割減となり、県産は全国最多を維持した。全国収穫量は8万8100トンで県産はその65%を占める。次いで群馬県(5%)が多く、三重県(2%)、宮城県(2%)などが続く。
出荷量は昨年比1万5100トン(21%)減の5万5500トン。調査開始の1971年から連続して全国最多となった。
青梅の主要卸売市場の卸売価格は5月下旬が651円(昨年539円)、6月上旬580円(496円)、中旬582円(456円)、下旬585円(427円)と高値で推移した。
面積は5年連続減少
一方、その年の収穫を目的にした結果樹面積は、今年は4960ヘクタールで、5140ヘクタールだった2014年の翌年から5年連続で減少した。
農政局によると、生産者の高齢化による廃園や、田辺市などで晩柑類への転換が進んだことなどが影響したとみられるという。