難関大進学支援や少人数授業 新宮高と新翔高が統合案、和歌山県教委へ提出
2026年度をめどに再編を予定している新宮高校(和歌山県新宮市)と新翔高校(同)は7日、県教育委員会に対し、地域住民らと検討した統合校の整備案を提出した。難関大への進学支援や少人数授業に対応する学科を新設するほか、地域との連携も強化する内容。県教委は希望に応じられるよう検討していくという。
県教委は昨年3月に策定した県立高校再編整備の「原則と指針」で、両校について「地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手する」と記載。両校は地域住民を交えた学校運営協議会を開いたり、広く地域の意見を聞いたりして再編の在り方について議論してきた。整備案がまとまったことから、新宮高の深野泰宏校長や新翔高の宮井貴浩校長、両校の学校運営協議会委員ら7人が、宮崎泉教育長に案を提出した。
案によると、統合校では、新宮高の「普通科」と新翔高の「総合学科」を充実させるほか、これとは別に、大学や研究機関と連携したり難関大への進学を支援したりする「学際探究科」(仮称)を新設。「総合学科」内には「専門系」(仮称)のほか、大人数での学習が不安な生徒らに対応し、支援学校と連携しながら少人数で授業する「自立支援系」(仮称)も新設する。
新宮高校舎は「神倉校舎」、新翔高校舎は「佐野校舎」とし、校舎間の移動はシャトルバスで対応。また、大学の公開講座やボランティア活動などを単位に認定したり、地域行事に積極的に参画できるようにしたりする。部活動の強化も目指す。統合校の校名や校歌、校章、制服などについては今後協議していくという。
新宮高の西哉素史・学校運営協議会会長は「教育者も親も子どもも、ともに成長できる学校にしてほしい」と要望。新翔高の浜口仁史・学校運営協議会会長は「子どもたちに最大限のメリットを与えてほしい」とした上で、今後開く協議会には県教委からも参加するよう求めた。
宮崎教育長は「生徒数が減る中、統合して、より良い教育ができるようにという地域の方の熱意を感じた。案の全てが実現できるか分からないが、なるべくかなえられるよう検討する」と話した。
県教委は昨年3月に策定した県立高校再編整備の「原則と指針」で、両校について「地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手する」と記載。両校は地域住民を交えた学校運営協議会を開いたり、広く地域の意見を聞いたりして再編の在り方について議論してきた。整備案がまとまったことから、新宮高の深野泰宏校長や新翔高の宮井貴浩校長、両校の学校運営協議会委員ら7人が、宮崎泉教育長に案を提出した。
案によると、統合校では、新宮高の「普通科」と新翔高の「総合学科」を充実させるほか、これとは別に、大学や研究機関と連携したり難関大への進学を支援したりする「学際探究科」(仮称)を新設。「総合学科」内には「専門系」(仮称)のほか、大人数での学習が不安な生徒らに対応し、支援学校と連携しながら少人数で授業する「自立支援系」(仮称)も新設する。
新宮高校舎は「神倉校舎」、新翔高校舎は「佐野校舎」とし、校舎間の移動はシャトルバスで対応。また、大学の公開講座やボランティア活動などを単位に認定したり、地域行事に積極的に参画できるようにしたりする。部活動の強化も目指す。統合校の校名や校歌、校章、制服などについては今後協議していくという。
新宮高の西哉素史・学校運営協議会会長は「教育者も親も子どもも、ともに成長できる学校にしてほしい」と要望。新翔高の浜口仁史・学校運営協議会会長は「子どもたちに最大限のメリットを与えてほしい」とした上で、今後開く協議会には県教委からも参加するよう求めた。
宮崎教育長は「生徒数が減る中、統合して、より良い教育ができるようにという地域の方の熱意を感じた。案の全てが実現できるか分からないが、なるべくかなえられるよう検討する」と話した。