空港に「図書館」 南紀白浜に全国初、飛行機に乗らずとも遊びに来てね
南紀白浜空港(和歌山県白浜町)国際線ターミナルビル1階の搭乗待合室に図書コーナーが開設された。飛行機を利用する人だけでなく、地域住民にも空港に慣れ親しんでもらうことが狙いだ。
国際チャーター便が少なく、使われる期間が短い待合室(約260平方メートル)を活用しようと、空港を運営する南紀白浜エアポート(白浜町)とデザイン事業や選書事業などを手がけるHLM(ホルム、大阪市)が覚書を締結して企画した。「旅立つ空港図書館」と名付け、イベント開催時など、不定期で運営していくという。空港内の図書館は国内初という。
本棚には、「子どもたちの夢のために」と「未来の旅先をつくろう」をテーマにそれぞれ20冊、「紀南に沼ってみる」をテーマに10冊の計50冊を並べている。本を入れ替えたり、増やしたりする予定。
両社は「子どもから大人まで、幅広い年齢層を対象に、新たな本との出合いの場を提供し、選書された本を通じて読書の楽しさを体感してもらいたい」と話している。
現在、朗読会などのイベントのほか、商品やアート作品の展示など、さまざまな活用を検討しており、その時に一般開放していく予定。講演会や研修会などでの図書館の貸し出しも受け付けている。
図書館で開催するイベント情報などは今後、交流サイト(SNS)で発信していくという。
同ターミナルは2021年12月に完成。交通機関への案内など来訪者のさまざまな要望をサポートする「コンシェルジュエリア」などもある。
■畑﨑さん(みなべ出身)が選書
図書館に置く本を選んだホルムの選書家、畑﨑祥子さん(32)は、みなべ町出身。京都や神戸の図書スペースの選書も手がけており、空港図書館の運営にも関わっていく。白浜空港は、子どもの頃からたびたび飛行機の見学に訪れた思い入れのある場所だという。
今回は「旅立つ」をテーマに絵本「おすしが ふくを かいにきた」(田中達也作)やエッセー「水中の哲学者たち」(永井玲衣著)、小説「レペゼン母」(宇野碧著)など、さまざまなカテゴリーから本を選んだ。
畑﨑さんは「普段とは違う非日常空間で、本の世界に旅立ってほしい」と話している。
問い合わせは、南紀白浜エアポート(0739・43・0095)へ。
国際チャーター便が少なく、使われる期間が短い待合室(約260平方メートル)を活用しようと、空港を運営する南紀白浜エアポート(白浜町)とデザイン事業や選書事業などを手がけるHLM(ホルム、大阪市)が覚書を締結して企画した。「旅立つ空港図書館」と名付け、イベント開催時など、不定期で運営していくという。空港内の図書館は国内初という。
本棚には、「子どもたちの夢のために」と「未来の旅先をつくろう」をテーマにそれぞれ20冊、「紀南に沼ってみる」をテーマに10冊の計50冊を並べている。本を入れ替えたり、増やしたりする予定。
両社は「子どもから大人まで、幅広い年齢層を対象に、新たな本との出合いの場を提供し、選書された本を通じて読書の楽しさを体感してもらいたい」と話している。
現在、朗読会などのイベントのほか、商品やアート作品の展示など、さまざまな活用を検討しており、その時に一般開放していく予定。講演会や研修会などでの図書館の貸し出しも受け付けている。
図書館で開催するイベント情報などは今後、交流サイト(SNS)で発信していくという。
同ターミナルは2021年12月に完成。交通機関への案内など来訪者のさまざまな要望をサポートする「コンシェルジュエリア」などもある。
■畑﨑さん(みなべ出身)が選書
図書館に置く本を選んだホルムの選書家、畑﨑祥子さん(32)は、みなべ町出身。京都や神戸の図書スペースの選書も手がけており、空港図書館の運営にも関わっていく。白浜空港は、子どもの頃からたびたび飛行機の見学に訪れた思い入れのある場所だという。
今回は「旅立つ」をテーマに絵本「おすしが ふくを かいにきた」(田中達也作)やエッセー「水中の哲学者たち」(永井玲衣著)、小説「レペゼン母」(宇野碧著)など、さまざまなカテゴリーから本を選んだ。
畑﨑さんは「普段とは違う非日常空間で、本の世界に旅立ってほしい」と話している。
問い合わせは、南紀白浜エアポート(0739・43・0095)へ。