和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

大型機就航で歓迎式 南紀白浜-羽田の朝夕2便

日本航空のボーイング737―800が到着し、ロビーでは多くの搭乗客の姿が見られた(27日、和歌山県白浜町で)
日本航空のボーイング737―800が到着し、ロビーでは多くの搭乗客の姿が見られた(27日、和歌山県白浜町で)
 南紀白浜空港(和歌山県白浜町)と羽田空港(東京)を結ぶ日本航空定期便の機材の一部大型化が27日、始まった。県や「南紀白浜エアポート」などでつくる白浜空港の利用促進実行委員会は、同日午前の羽田からの「第1便」到着に合わせ、歓迎式を開いた。

 搭乗率が好調で、日によっては座席を取りにくい便もあることから、日航は、1日3往復させているうち朝と夕方の2往復に「ボーイング737―800」(165席)の導入を決定。現行の「エンブラエル190」(95席)から機材を大型化した。

 大型化の第1便は午前8時50分ごろに到着。実行委のメンバーは約160人の乗客を出迎えたほか、操縦した機長にはエアポート社の岡田信一郎社長が花束を手渡した。式典で県港湾航空局の山岸陽介局長は「さらなる利用促進に取り組みたい」と話した。折り返して羽田へ向かう便の乗客約100人には、日航の記念品を贈った。

 日航の白浜―羽田便は2018年度の搭乗者数が16万1570人と過去最多を更新。19年度も利用は多く、平均搭乗率は8割を超えている。

 岡田社長は「大型化は非常にうれしいこと。料金の各種割引制度もあり、地元の方も使いやすくなっている。紀南はこれからどんどん盛り上がっていく」と話した。