和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月31日(火)

174人が25キロに挑む 4年ぶり梅の里トレイルラン

スタートの合図とともに駆け出す参加者(19日、和歌山県みなべ町広野で)
スタートの合図とともに駆け出す参加者(19日、和歌山県みなべ町広野で)
小休憩エリアでドリンクなどを取る参加者(みなべ町の清川球場で)
小休憩エリアでドリンクなどを取る参加者(みなべ町の清川球場で)
梅が咲く山道を駆け抜ける参加者(みなべ町清川で)
梅が咲く山道を駆け抜ける参加者(みなべ町清川で)
 トレイルランニング大会「梅の里トレイルラン2023」(実行委員会主催)が19日、和歌山県みなべ町であった。自然や文化を体感できるコースを参加者174(男139、女35)人が駆け抜けた。


 新型コロナウイルスの影響で大会は4年ぶりで2回目の開催。過去の大会ではショート(15キロ)とロング(32キロ)の2部門があったが、今回は25キロの1部門のみ。

 参加者の最年少は23歳、最高齢は73歳。女子マラソンの元日本代表、北島良子さんがゲストで訪れたほか、韓国からの参加者も3人いた。

 参加者は同町広野の高城公民館をスタートし、高幡山、大穂手街道を抜けて、清川球場、水畝神社、こもり岩を通って高城公民館に戻るコースを走った。雨が降るあいにくの天候だったが、地元住民やスタッフの声援を受けながら大自然の中を力走した。

 男子1位の亀高育雄さん(55)=兵庫県=は「前回は中止になってしまったので、今回は絶対に参加したいと思っていた。コースはきつい道だが、距離が短いので追い込めて楽しかった。観光して帰ろうと思う」と話した。女子1位の棚田のぞみさん(34)=滋賀県=は「『梅の里』というかわいい名前の大会だけど、足場が斜めになっている所や登りの場所が多くてハードなコースだった。1位を取るぞと言う気持ちで参加したので『よっしゃっ』と思った」と笑顔で話した。

 辻本裕一実行委員会会長(47)は「周回するコースなので参加しやすく、サバイバル感もある。参加者の皆さんが楽しそうに走っていた。コロナで止まっていたが、ここからリスタートされた感じ。スタッフも参加者も今大会に熱い思いを持って挑んだ」と話した。

 入賞者は次の皆さん。

 男子=(1)亀高育雄3時間10分39秒(2)岡本順央(京都府)3時間12分13秒(3)千代勝博(滋賀県)3時間15分28秒▽女子=(1)棚田のぞみ4時間3分36秒(2)山本庸子(大阪府)4時間14分15秒(3)藤本加代子(兵庫県)4時間47分39秒