活気あるまちづくりを 上富田町で「子ども議会」
和歌山県上富田町内の小学生が議員となる「新春子ども議会」が14日、同町朝来の町役場議場であった。町内5小学校の6年生代表12人が参加し、活気のあるまちづくりやポイ捨てごみへの対策、危険だと感じる通学路などについて提案や質問をした。
町青少年育成町民会議(上羽寛会長)が2002年度から始めた取り組み。
この日は、朝来小の植本麻央さんが議長、吉田結音さんが副議長を務めた。
特産品や観光資源など町の魅力を生かした活気のあるまちづくりについての案が多かった。市ノ瀬小の土屋彩乃さんは、ヤマモモやヒョウタンなどを生かしたイベントを開催すれば、町の魅力に気付いてもらう機会になると提案。「(加工品の)販売や運営を児童が行えば、自分たちで上富田町を盛り上げているという意識が高まる」と述べた。
観光振興に着目した生馬小の原星夏さんは「案内板や見やすいホームページを作って、初めて来た人にも分かりやすく上富田町を知ってもらう工夫が必要」と訴えた。町担当者は「町の良さを発信できる広報のコンテンツも充実させていきたい」と答えた。
朝来小の山西陽菜さんは、多くの人が訪れたくなる大型ショッピングモールの建設、ヤマモモや梅を生かした上富田町でしか食べられない食品の開発、熊野古道のさらなるアピールを提案した。また、岩田小の山中悠聖君は町がさらに活気づく取り組みとして、家族や多くの人が集まって楽しめる施設の建設、キャンプ場など自然を生かした施設の充実などを挙げた。
朝来小の中島瑛斗君は、大きな公園の設置と給食費の無償化、高校生までの医療費無料化を提案。「子どもを安心して育てることができる町は、みんなが住みやすい町だと思う」と検討を求めた。
■ごみ問題にも言及
岩田小の小倉悠稀君は、公園で遊んでいる途中、たばこの吸い殻や菓子の袋など、ごみをよく見かけることを説明。小学生と地域の住民が協力してごみを拾う活動を定期的に実施すること、看板やカメラの設置などを提案した。
市ノ瀬小の畑口璃乃さんは、下校途中にごみを拾う学校での活動に触れ、「普段、ごみ袋を持っていなければ、ポイ捨てされているごみを持って帰るのは難しい」と指摘。ポイ捨てされたごみを捨てるため、ごみ箱をある程度増やすことを提案した。
このほか、岡小の加治心優さんは、登下校の際に危険だと感じる場所について取り上げた。多くの車がスピードを出して走る道路があり、横断する児童もいることから、スピードが出せないよう錯視サインを描くことなどを要望した。
生馬小の長尾柚花さんは「祭りを通して地域のつながりを強めることで、上富田がより良くなっていくと思う」と訴え、学校で祭りを紹介する機会を設けたり、ホームページを作ったりすることを提案。岡小の吉田晶君は、新型コロナウイルスや大規模災害などにより学校に通えなくなる状況に備えて、オンライン授業の試験的な実施を呼びかけた。
町青少年育成町民会議(上羽寛会長)が2002年度から始めた取り組み。
この日は、朝来小の植本麻央さんが議長、吉田結音さんが副議長を務めた。
特産品や観光資源など町の魅力を生かした活気のあるまちづくりについての案が多かった。市ノ瀬小の土屋彩乃さんは、ヤマモモやヒョウタンなどを生かしたイベントを開催すれば、町の魅力に気付いてもらう機会になると提案。「(加工品の)販売や運営を児童が行えば、自分たちで上富田町を盛り上げているという意識が高まる」と述べた。
観光振興に着目した生馬小の原星夏さんは「案内板や見やすいホームページを作って、初めて来た人にも分かりやすく上富田町を知ってもらう工夫が必要」と訴えた。町担当者は「町の良さを発信できる広報のコンテンツも充実させていきたい」と答えた。
朝来小の山西陽菜さんは、多くの人が訪れたくなる大型ショッピングモールの建設、ヤマモモや梅を生かした上富田町でしか食べられない食品の開発、熊野古道のさらなるアピールを提案した。また、岩田小の山中悠聖君は町がさらに活気づく取り組みとして、家族や多くの人が集まって楽しめる施設の建設、キャンプ場など自然を生かした施設の充実などを挙げた。
朝来小の中島瑛斗君は、大きな公園の設置と給食費の無償化、高校生までの医療費無料化を提案。「子どもを安心して育てることができる町は、みんなが住みやすい町だと思う」と検討を求めた。
■ごみ問題にも言及
岩田小の小倉悠稀君は、公園で遊んでいる途中、たばこの吸い殻や菓子の袋など、ごみをよく見かけることを説明。小学生と地域の住民が協力してごみを拾う活動を定期的に実施すること、看板やカメラの設置などを提案した。
市ノ瀬小の畑口璃乃さんは、下校途中にごみを拾う学校での活動に触れ、「普段、ごみ袋を持っていなければ、ポイ捨てされているごみを持って帰るのは難しい」と指摘。ポイ捨てされたごみを捨てるため、ごみ箱をある程度増やすことを提案した。
このほか、岡小の加治心優さんは、登下校の際に危険だと感じる場所について取り上げた。多くの車がスピードを出して走る道路があり、横断する児童もいることから、スピードが出せないよう錯視サインを描くことなどを要望した。
生馬小の長尾柚花さんは「祭りを通して地域のつながりを強めることで、上富田がより良くなっていくと思う」と訴え、学校で祭りを紹介する機会を設けたり、ホームページを作ったりすることを提案。岡小の吉田晶君は、新型コロナウイルスや大規模災害などにより学校に通えなくなる状況に備えて、オンライン授業の試験的な実施を呼びかけた。