和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月25日(水)

学年仕上げの学期始まる 小中学校で始業式

テレビ会議システムを使って爰川英人校長のあいさつを聞く児童(10日、和歌山県みなべ町谷口で)
テレビ会議システムを使って爰川英人校長のあいさつを聞く児童(10日、和歌山県みなべ町谷口で)
 和歌山県のみなべ町や田辺市龍神村、印南町の小中学校で10日、3学期の始業式があった。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、各学校とも感染防止を徹底し、全員が集まらずに校内放送などでする学校もあった。

 みなべ町谷口の上南部小学校(爰川英人校長、211人)はテレビ会議システムを使い、画面を通じて始業式をした。

 爰川校長が画面越しにあいさつ。正月での出来事やしめ縄を話題にした後、3学期について「約50日しかなく、全学期の中で一番短い。1月は10日から始まり、2月は28日までで、3月は24日までしかない」と説明。その上で「一年の計は元旦にあるという言葉があり、3学期の計は始業式にあると思う。3学期は今の学年の仕上げをする期間で次の学年の準備期間。目標を決めてチャレンジしてほしい。例えば漢字をしっかり覚える、自主学習を毎日する、1日1回は発表する、毎朝元気にあいさつをする、といった目標を立ててほしい。そして立てた目標をうちの人に伝えよう。笑顔いっぱいのみんなが行きたくなる学校にしよう」と呼びかけた。

 児童は各学級の自席に座って聞いた。

 他の学校でも全員がマスクを着用し、校歌を歌わずに時間を短縮したり、間隔を空けて並んだりするなど新型コロナの感染防止対策をした。