「神島屋」の取り組み学ぶ 龍神中、商品開発にも挑戦
和歌山県田辺市龍神村安井の龍神中学校で20日、神島高校(田辺市文里2丁目)商品開発プロジェクト「神島屋」のメンバーを招いたキャリア学習会があった。龍神中の3年生22人が、高校生から新商品の開発や販売、イベントの企画などの取り組みについて話を聞き、新しい梅おにぎりの商品開発にも挑戦した。
高校生が主体となって特色ある取り組みをしている「神島屋」の活動を知ることで、進路選択に役立ててもらおうと、龍神中がキャリア教育の一環として企画した。
この日は、神島屋に参加している神島高の1年生4人と、担当の那須正樹教諭が龍神中を訪問した。那須教諭がまず「この地域の2040年を考える」と題して、人口減少やそれに伴う地域経済の縮小などについて説明。地域外での消費を獲得することや、観光など地域に来てもらえる仕組み作りの重要性についても話した。
その後、高校生4人が「神島屋」の活動について説明した。「梅あられ」などの開発・販売した商品や、企業との商品開発の取り組みを紹介。観梅のバスツアーや、特産の梅をPRするとともにコロナ禍で苦境の飲食店を応援する「梅を食べようキャンペーン」、梅弁当コンテストなど、さまざまな取り組みについても語った。
続いて龍神中の3年生が5班に分かれ、神島高校で行われている商品開発の授業を体験した。高校生1人ずつと那須教諭がそれぞれの班に加わり、「現在販売されている形以外の新しい梅おにぎりの開発」をテーマにアイデアを出し合った。
生徒は、商品のコンセプトやどんな人に買ってもらうか、どこで販売するかなどを考慮しながらアイデアを出し合い、最後に各グループで考えた新商品を発表した。神島屋の「梅やきとり」のたれを使った焼きおにぎりのほか、梅が苦手な人でも食べやすいよう蜂蜜梅を使ったり、梅とサケを組み合わせた具材にしたりといった案が出た。
龍神中3年の古田紗羅さん(15)は「商品開発は難しかったけど、梅が苦手な人でも食べてもらえるようなおにぎりを考えてみた。同級生だけで意見を出し合うのではなく、高校生の皆さんから意見を出してもらえたことで、より良いアイデアに仕上がったと思う。進路を考える上で、すごく勉強になった」と感想を述べた。
神島高1年の越本七春さん(16)は「中学生の皆さんも斬新な意見を出してくれたので、自分にとっても良い経験になった。若い人や、地域の外の人にも、和歌山県や田辺市の魅力を知ってもらいたい」と話した。
高校生が主体となって特色ある取り組みをしている「神島屋」の活動を知ることで、進路選択に役立ててもらおうと、龍神中がキャリア教育の一環として企画した。
この日は、神島屋に参加している神島高の1年生4人と、担当の那須正樹教諭が龍神中を訪問した。那須教諭がまず「この地域の2040年を考える」と題して、人口減少やそれに伴う地域経済の縮小などについて説明。地域外での消費を獲得することや、観光など地域に来てもらえる仕組み作りの重要性についても話した。
その後、高校生4人が「神島屋」の活動について説明した。「梅あられ」などの開発・販売した商品や、企業との商品開発の取り組みを紹介。観梅のバスツアーや、特産の梅をPRするとともにコロナ禍で苦境の飲食店を応援する「梅を食べようキャンペーン」、梅弁当コンテストなど、さまざまな取り組みについても語った。
続いて龍神中の3年生が5班に分かれ、神島高校で行われている商品開発の授業を体験した。高校生1人ずつと那須教諭がそれぞれの班に加わり、「現在販売されている形以外の新しい梅おにぎりの開発」をテーマにアイデアを出し合った。
生徒は、商品のコンセプトやどんな人に買ってもらうか、どこで販売するかなどを考慮しながらアイデアを出し合い、最後に各グループで考えた新商品を発表した。神島屋の「梅やきとり」のたれを使った焼きおにぎりのほか、梅が苦手な人でも食べやすいよう蜂蜜梅を使ったり、梅とサケを組み合わせた具材にしたりといった案が出た。
龍神中3年の古田紗羅さん(15)は「商品開発は難しかったけど、梅が苦手な人でも食べてもらえるようなおにぎりを考えてみた。同級生だけで意見を出し合うのではなく、高校生の皆さんから意見を出してもらえたことで、より良いアイデアに仕上がったと思う。進路を考える上で、すごく勉強になった」と感想を述べた。
神島高1年の越本七春さん(16)は「中学生の皆さんも斬新な意見を出してくれたので、自分にとっても良い経験になった。若い人や、地域の外の人にも、和歌山県や田辺市の魅力を知ってもらいたい」と話した。