高校生の発想で商品開発 神島屋が「農山漁村の宝」近畿表彰
近畿農政局が地域活性化に取り組んだ成功事例に贈る2022年度の「近畿ディスカバー農山漁村の宝」に神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)の商品開発プロジェクト「神島屋」が選ばれた。特産の南高梅を使った商品開発やイベントを生徒自ら企画、実践する活動が評価された。
神島屋は12年に発足。「梅の消費拡大」「地域づくりへの参画」「梅と地域のPR」を目的に商品開発に取り組んでいる。
神島屋の商品化第1号「梅あられ」は、甘酸っぱく、香ばしい味わいが特徴。イベントのほか、県内の産直店やホテルなどで年間1万5千袋以上売れている。梅干し加工の際の副産物である梅酢を使った「梅焼き鳥」はイベントで行列ができる人気ぶり。年間4万本以上販売している。
地域との連携にも積極的。コロナ禍で厳しい状況が続く飲食店を応援しようと、フランス料理や中華、和食、焼き肉、居酒屋などさまざまな分野の店に梅を使った弁当を開発してもらい、PR、販売を手がけた。現在も地元事業者と協力して梅干しやヒロメの新商品開発に取り組んでいる。
21日に神島高校で選定証の授与式があった。神島屋を担当する那須正樹教諭は「ほそぼそと始まったが、活動が知られるようになり、積極的に参加してくれる生徒が増えた。大人にはない発想で驚かされることもたびたび。生徒の発言を受けて、授業内容を変えることもある。地域でずっと愛される商品が開発できればうれしい」と話している。
「ディスカバー農山漁村の宝」は、政府が地域の特産品や文化を生かして活性化に取り組む優良事例を選定している。22年度は全国600以上の応募から、37事例を選んだ。
選定外にも優れた取り組みがあることから、近畿農政局は管内の特徴ある取り組みを近畿版「ディスカバー農山漁村の宝」として選定し、広く発信している。22年度は神島屋を含め8事例を選んだ。
神島屋は12年に発足。「梅の消費拡大」「地域づくりへの参画」「梅と地域のPR」を目的に商品開発に取り組んでいる。
神島屋の商品化第1号「梅あられ」は、甘酸っぱく、香ばしい味わいが特徴。イベントのほか、県内の産直店やホテルなどで年間1万5千袋以上売れている。梅干し加工の際の副産物である梅酢を使った「梅焼き鳥」はイベントで行列ができる人気ぶり。年間4万本以上販売している。
地域との連携にも積極的。コロナ禍で厳しい状況が続く飲食店を応援しようと、フランス料理や中華、和食、焼き肉、居酒屋などさまざまな分野の店に梅を使った弁当を開発してもらい、PR、販売を手がけた。現在も地元事業者と協力して梅干しやヒロメの新商品開発に取り組んでいる。
21日に神島高校で選定証の授与式があった。神島屋を担当する那須正樹教諭は「ほそぼそと始まったが、活動が知られるようになり、積極的に参加してくれる生徒が増えた。大人にはない発想で驚かされることもたびたび。生徒の発言を受けて、授業内容を変えることもある。地域でずっと愛される商品が開発できればうれしい」と話している。
「ディスカバー農山漁村の宝」は、政府が地域の特産品や文化を生かして活性化に取り組む優良事例を選定している。22年度は全国600以上の応募から、37事例を選んだ。
選定外にも優れた取り組みがあることから、近畿農政局は管内の特徴ある取り組みを近畿版「ディスカバー農山漁村の宝」として選定し、広く発信している。22年度は神島屋を含め8事例を選んだ。